強くないデッキの話をしよう【書き方編】
昨日の記事では、ポケモンカードのデッキは強くなくても価値があるという事を書きました。
価値があるということは、それを自分の中だけで殺してしまうより、広く公開したほうが良いですよね。
しかし、誰もが「じゃあ書こう」となるとは限りません。
みんな書いた方がいいのはたぶんわかっているのです。
まず、書けたら嬉しいし、読んでもらえたら嬉しいし、イイネやコメントがもらえたらもっと嬉しいし、そのデッキ真似して組んでもらえたらもうマジで飛び上がっちゃうくらい嬉しい。
私もオタクなのでその価値観で生きているのですが、それでも書くということはとても難しくてめんどくさいのです。
その理由の大部分は、どうやって書いたらいいのかの正解がよくわからないためです。
圧倒的に「書き方論」が不足しているから書けないのだと思います。
私自身も書こう書こうと思って書けていない記事が山ほどあります。
書きたい題材があるのに書けないのにはきっと理由があります。
それを解き明かすヒントをこの記事では書いていきたいと思います。
基本姿勢:自分にしか書けない記事を書け
この記事で言いたいことの99%はこれに収束します。
あなたにしか書けない記事を書けば、その記事の上位互換が出てくることは決してありませんし、人から忘れられることもありません。つまり優勝です。
逆に誰にでも書けることしか書いていなければ、簡単に真似されてしまいますし、簡単に忘れ去られてしまうと思います。
記事を書くための9つのヒント
ここからは実際にどうやって、どういう意識で記事を書いていけばいいかの、具体的なヒントを書いていきます。
これ、私が実際にいつも記事を書いてる時に気をつけてることだから、ほんとはあんまり人に言いたくない気持ちもちょっとあるんだよなー。
でもたくさんの記事を読みたいからしぶしぶ書きます。褒めてください。
1.たった1人の誰かのために書く
記事が書けないときは、誰のための記事かイメージできていない時です。
ポケカを始めたばかりの人に書くのか、すでにずっとポケカをやっている人に書くのかで書き方は違ってきますし、
そこがブレていると微妙に書いていることが噛み合わない文章になって読みづらくなります。
なので誰をターゲットにするかということを考えるのが非常に重要なのですが、
簡単なのは知ってる誰か1人に向けて書くことです。
例えば、マスキッパのデッキについて書くなら、マスキッパ好きの特定の人をイメージし、どうやったらその人が喜んでくれるか考える。
ポケカ始めたばかりのお父さんに向けて書くなら、親戚の小学生のお父さんをイメージして書くとか。
そうやって特定の人をイメージし、その人を喜ばれる文章を意識することで、文体や言っていることのレベルが統一され、本当に書くべきことが浮き上がってきます。
地球上には似てる人がいっぱいいるので、1人に書いた文章がほかの人間に全く刺さらないということはまずありません。
色々な人を喜ばせようとして文章がブレてしまうよりは特定の誰かに向けて書くほうが結果として多くの人に喜ばれる文章になります。たぶん。
2.過去の自分に向けて書く
1の派生ですが、誰か1人に書くといっても、その人の欲しがっているものを100%書けるとは限りません。
また、書きたいことはあるけど、誰に書くべきかわからないこともあります。
そんな時は過去の自分に書きましょう。
過去の自分が読みたかったものを1番理解しているのは自分。
そして過去の自分が欲しがっているものはきっとどこかの誰かが欲しがっているはず。
私はいつも「ポケモンカードトレーナーズ」や「ポケモンスマッシュ!!」を求める自分の亡霊と戦っています。
3.デッキを組むに至った経緯を書く
いきなりデッキ内容の解説に入る前に、
なぜそのデッキを組むに至ったのか書きましょう。
環境に合っていると思ったからなのか、このカードを使ってみたいからなのか、ポケGOでであったからなのか、道端でカード拾ったからとか、ハロウィンだったから、とか。
仮に60枚同じレシピの記事でも、「なぜ」の部分が変わるだけで全く違った面白さの記事になると思います。
これなんかタイトルだけでめっちゃ面白いじゃないですか。
4.良い所を絞って書く
1番アピールしたいポイントはどこなのか、なるべく絞って書きましょう。
なんでもかんでも書くと結局なにが言いたいのかわからなくなってしまいます。
なるべく少なく、具体的に。
「愛とは理解され難いもの。そういうものだ。」
5.悪かったところを書く
昨日の【考え方編】で「誰かのたたき台になる」と書いたところにつながります。
強いデッキに勝てないデッキは、必ずどこかに強いデッキに勝てないポイントがあるはずです。
それをなるべく具体的に書くことで、誰かがそのデッキを改良して使ってくれる可能性があがります。
1年半前くらいに『タタキレシピ』って言葉を流行らせようとして全然流行らなかったのを思い出しました。
6.対戦の状況を書く
仮に同じデッキを使っても、対戦の状況は必ず違います。
いつ、誰と、どこで対戦し、何を話し、どう考えて、どうプレイしたのか、
それらを書くことで、読み手はそのデッキを自分で使ったことをイメージできるようになります。
7.デッキ外のこだわりを書く
ポケモンカードのいい所の1つに、カード以外のサプライの充実があります。
スリーブ、コイン、プレマ、GXマーカーなど、カード以外のこだわりを書くのもいいと思います。
あとは宣言をちょっと工夫するとか、ファッションは魔女っ子を意識してみるとか、ポケモンカードには無限の可能性があります。
特に何もなければ自撮りでいいと思います。でもニセきよねはNG。
8.完璧を目指さず書く
これは微妙にマインド的な部分なんですけど、自分の中で100%を目指さないということです。
もちろん毎回コンスタントに100%のクオリティのものを出せればいいんですけど、
ほとんどの人はそうではないと思います。
記事ってたしかに、時間をかければかけるほど良くなるんですよ。マルマインの記事なんて2ヶ月くらいかけて書いてます。
でもそれじゃ結局いつまでも世に出ないんですよ。
この記事だって「9個のヒントってなんだよだったら10個にしろよキュウレンジャーかよキュウレンジャーも最終的に10人だよバーカ」っていう気持ちもありますが、
「うるさい!バーカって言った方がバーカーー」って言い返して9個でアップするのです。
そのくらいアップするということは大事なのです。
これは私もよく陥ってしまう悪い癖なので、自戒としても書いておきます。
出さない100%より出す80%。
9.自分のことを天才だと思って書く
オチじゃない。
オチじゃないから。
これは1番大切なことです。
自分の記事を世界で唯一100%褒めてくれる人は自分。
自分で自分の記事を最高だと思って書けば、他の人に褒められなくても全然気になりません。
むしろ「このセンスがわからないなんてかわいそうに…」くらいに思って書きましょう。
私はよく自分の記事を読み返して
「うわっ!めっちゃ面白っ!この人天才じゃんっ!!いや俺か!!ははは!!」
と思ってます。
引くな。
たぶんそうじゃないと続けられないと思う。少なくとも私は続けられない。
まとめ
昨日も書いたんですけど、やっぱり一番の敵は「空気」だったりすると思うんですよ。
「結果も出してないのに」とか「対して強くもないのに」とか。
空気というのは簡単に倒せないけどちょっとずつ変えられます。まずはこの記事を読んで「ちょっと書いてみようかな」ってなる人がいれば、それを見て「おっ、この書き方面白いな」って思う人がいて、ゆくゆくは「強くないデッキのレシピおもしれー!」っていう空気になればいいなぁと思います。
私もこんな記事を書いた以上、強くないレシピを誰よりもドヤ顔でアップして、平成が終わるころにはこの空気を払しょくしたいと思います。
みんなで強くないデッキの話をしよう!!
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