内閣総理大臣の16年サイクル

日本の総理大臣は約16年ごとに強力な内閣/長期政権が出るサイクルがあります。

8代  (1948~1954) 吉田茂
61代(1964~1972) 佐藤栄作
71代(1982~1987) 中曽根康弘
87代(2001~2006) 小泉純一郎
97代(2012~2020) 安倍晋三

これは多分、アメリカの大統領の周期(共和党8年+民主党8年)と関係があるのではと推測します。

ここからが重要ですが、この長期内閣を含む16年周期の最初の8年は景気の良いサニーサイド、後半の8年は景気が悪いダークサイドとなることが多いです。今回でいえば2012年~2020年がサニーサイドでした。(安倍首相の任期が8年だったのは象徴的です)逆に言えば景気がいいから長期政権になったとも言えます。

サニーサイドは円安+株高で、日本経済も上り坂になりとてもハッピーな8年になります。しかしながら、ダークサイドは、日本は下り坂に入ります。
90年のバブル崩壊、95年・2011年の大地震は、全てこの下り坂に起こっています(地震は偶然ですが)
そして、このダークサイドの終盤で政権交代が起こっています。それはそうですね、ダークサイドは不景気ですから政権の支持率は低下します。
93年の細川さん、2009年の鳩山さんですね。更に言えば鳩山さんのお祖父さんの鳩山一郎さんは強力な吉田茂内閣の次に首相になっています。
つまり強力な政権の後は、リベラルな政権が選好されるのかもしれません。

今後の日本は本格派内閣ではなくなり、順送りの内閣が続くことが予想されます。それは短命内閣になるんだと思います。そしてそれは政治不信を招きまた2028年前後で政権交代があるかもしれません。

アメリカ側を見ると、日本のこの強力な内閣が崩れた後、いろいろな事件が起こっています。ですので2021年・2022年あたりは要注意になるかもしれません。

1973年オイルショック
1974年ウォーターゲート事件
1987年ブラックマンデー
2008年リーマンショック



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