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20代が20代のための投資を考える!20代メンバーが約1年間の20代104会議を経てたどり着いた“投資思考”最終プレゼン<前編>

20代の“投資思考”を育む「104(トーシ)コンソーシアム」。「20代104会議」はついに最終プレゼンを迎えました。参加者の20代メンバーがこれまで計8回(オープンイベントを含む)のインプット・アウトプットを通して導き出した、「20代の、20代による、20代のための、投資を促す方法」または「もしも全てが投資なら、こんな新しいサービスがあり得る!」いずれかのテーマで、1人3分間のプレゼンを行いました。

プレゼンのアイデアは参画企業が自由に採用可能。自分のアイデアがもしかすると自社だけではなく他社の新しいサービスにつながるかもしれないと思うと、気が引き締まります。

今回は、多彩なアイデアが出そろった中から、20代メンバーの投票で選ばれたTOP3と、Forbes JAPAN編集長の藤吉さんが選んだアイデアをピックアップしてご紹介します。


■20代が選出/第3位「社内スポットワークシステムの開発」

育休を経た先輩の声から、いつか来るかもしれないキャリアの分断への不安、産休・育休中の疎外感の軽減、所属している部門の動きを知りたいという声から着想した、スキマ時間を活用した「社内スポットワークシステム」の開発です。

会社は取り組み可能なスポットワークを掲載。育休・産休中の社員は、取り組み可能なスポットワークに応募し、仕事を請け負える仕組み。

育休中社員にとっては疎外感の軽減や円滑な復職、社員にとってはコア業務への集中やキャリア教育、会社にとっては生産性アップとブランディング向上、と3者それぞれがリターンを得られます。
リスクは、スポットワークが成立しなかったり、予期せぬトラブルで遅延が発生するなどですが、もともと対応していた社員なので可能性は低そうです。

「女性が働き続けるという課題があるので、ひとつのプラットフォームとしてこのサービスがあれば、育休・産休だけでない多様な働き方ができるようになりますね。隙間の仕事はいろんな分野にあるので、さまざまな業種で活用できそう」といったコメントが寄せられました。

<プレゼンターの受賞のコメント>
「自分が一番ほしいサービスを考えました。実際にパッケージ化できたら嬉しいです」

■20代が選出/第2位「InvestMate~投資信託が、自分も社会も成長させる~」

ここまでの20代104会議で学んできたことから、投資は生涯をともにしながらリスクをバネにして一緒に成長していく“mate(相棒・仲間)”みたいなものという気づきから着想したサービスが「InvestMate~投資信託が、自分も社会も成長させる~」です。

購入商品をキャラクター化することで、身近に感じられます。投資家同士で知識や経験を共有できるコミュニティ機能や、保有記念日のお祝いなどのイベントも。投資信託自体に愛着を持ってもらう仕組みです。

「業界が抱えている問題と、運用会社が抱えている問題を踏まえた現実的なアイデア。投資信託への関心は高まっているけれど商品選びが難しい。結果としてクチコミで一定の商品に流れているのが現状です。より多くの方がアクセスしやすい環境ですね」「ファンドに愛着を持ってもらうという考え方が新しい」といった感想が寄せられました。

<プレゼンターの受賞のコメント>
「普段の業務を通して、こういうものがあったらいいなと思ったものなので、みなさんにも共感いただけて嬉しいです」

■20代が選出/第1位「投資信託優待券」

「投資信託って株主優待ないの?」という友人からの質問で着想したのが、「投信優待券」。

投資信託は保有者と企業のつながりが薄すぎて、投信に採用されている企業は自社のことを分かってもらう機会はなく、顧客としても株を買ったら株主優待をもらえるのに、投資信託では株主優待をもらえず、ほったらかし投資は退屈。これらをまるごと解決!

ネット証券がサイトに「投信優待券」の一覧ページを作成。株式投資と同様に投資信託の購入代金に従って優待券のランクが変わります。

これにより、顧客的には楽しみや長期保有の動機付けになり、企業としてはプロモーションにつながるというリターンが得られます。また、ネット証券にとっては、新規顧客増加による収入の増加も見込めます。

リスクとしては、ポートフォリオの追跡が難しい、株主とのトラブルの可能性、企業側に負担がかかりすぎる場合もあるということです。

「投資信託には、株主優待ってどうなっているの?という問い合わせも多い。企業とユーザーを結びつけて可視化するのは大事ですね」と感想が寄せられました。

<プレゼンターの受賞のコメント>
「プレゼンを作り上げていくにあたって、チューターが何十回も壁打ちしてくれたので、その方のおかげでもあります。キャリア1年目で、配属先での初仕事が104コンソーシアム「20代104会議」だったので、集大成で1位になれて嬉しいです!」

■Forbes賞「20代の、20代による、20代のための104cafe」

ForbesJAPAN編集長の藤吉さん

ForbesJAPAN編集長の藤吉さんが選ぶ特別賞を受賞したのは「104cafe」のアイデア。

20代が投資したくない理由は意識の問題が大きい。「できないのではなく、やらないだけ」では?というところから着想。毎日を生きることに精いっぱいの20代。投資の知識も時間もなく、どうしたらいいのかを解決してくれるのが「20代の、20代による、20代のための104cafe~毎日のコーヒータイムを、将来について考える時間に~」です。


丸の内仲通りをイメージ。平日のお昼休みや夕方に、近隣で働く20代を中心とした会社員をターゲットに、104コンソーシアムメンバーがスタッフとして運営します。

“104”エッセンスが加わった商品ラインアップで投資を身近に。金融投資だけでなく、人生における投資についても考える仕掛けです。

例/価格変動を身近に感じる毎日値段が変わる「時価コーヒー」
健康への分散投資!「栄養満点バランスサンドイッチ」
ありがとうの分散投資!「104cafeプリペイドギフト」など…

公式アプリでは、投資意欲が高まったユーザーに向けて証券口座開設のサポート機能付きにします。登録した口座やプリペイド金額から簡単に小額から投資をスタート!

藤吉さんは「どのアイデアも素晴らしくて悩みました。みなさんの発表を見ていて、プロセスを楽しむのが若い方の特徴と思いました。その中でもすぐに実現できそうなのが『104cafe』だと思いました」とコメントを寄せました。

後編では、参画企業の大人が選んだTOP3のアイデアを紹介します!

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