常山紀談

常山紀談

戦国ジャズ
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※試聴版。オリジナル版(05:36)は購入後に視聴可能。

松永久秀さまへ贈るセカンドライン。
「じょうざんきだん」と読みます。
EP「尚、覇道を望むなら」4track

常山紀談 詩・曲 柏木白泥

歴史とは後世に作られるものとは

先達はよくぞ言うたものであるな

如何な行いを為したか

口伝によって歪められて行くであろう

三悪を為したと語り継がれし者

逸話の数々を知りて如何に思うか

無念の遣り場も無いのか

其れとも正しく我が行いと宣うか

主家を乗っ取らんとしたのか

将軍を弑するに憚らぬのか

大仏殿さえも焼きしか

其れとも已むに已まれずの故か

創作に溺れたこの身を嘆くのは

彼の者の真意を知った様な気がするから

図らずも被った汚名を誇張される

その苦しみならば幾らかなりとも理解出来る

死に際し張りし意地を観るに

汚名の数は被せられしものと

思わずには居れぬ

苦渋を舐めることや辛酸を味わうこと

作為というものに貶められた気がする

此の心に於いて完全な悪たるは

恣意を以て他人を罠にかける者らで

忠と在りし日々らが曲解され嘘となる

目の前が霞む程に

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