刀に餅

刀に餅

戦国ジャズ
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※試聴版。オリジナル版(06:06)は購入後に視聴可能。

荒木村重さまへ贈るセカンドライン。
「かたなにもち」と読みます。
EP「尚、覇道を望むなら」3track

刀に餅 詩・曲 柏木白泥

想いを繋げて

礼を尽くせど届き得ず

道とて薫るか

抗えじの定めとさえ覚ゆ

儂が心を掠め取るように

幾重にも重ねた罠は

やがていつの日か空しく絶たれん

落日の陽と成り行けと

あざとく世を往く

欺瞞に満ちた面の皮

剥がしてみたなら

崩れた字体で野望と書いてある

まこと筋無き世相の果てに

嘘と強欲の満ち満つ

嘆きの帳は何方に有りや

そそと進み探してみたものの

独り狂うその姿

慈愛など在らず

口を開けば驕慢で

紛うこと無く贋作である

理性のない人型

討たれ亡きこそが真理

総てを問い直してみよ

ああまた

逆上せながら多くの下僕を求むるか

ああまた

愚かしくも操らんと意図を伸ばすのか

失せよ

醜い其の在り体

二度と目線に入らぬよう

絶望として存在するなら

改めて掻き消そうか

戒めたれ過去の悪夢よ

糞とて蔑む

六天の魔の姿也

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