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THE MAKAI は新しい魔界の物語に。

3月27日の新宿WILDSIDETOKYOで行われるTHE MAKAI act.1〜Sea of Princessについて。

今年は魔界音楽班のライブ活動を継続的に行うことを決めているが、今回はその初回。(ちなみに第2回はすでに6月2日に決定している。)

当初は、シンプルなライブ構成を考えていたのだが、魔界全体を俯瞰して魔界音楽班を考えた時に少し考え方を改めた。

魔界は「世界観」を提供しているコンテンツだ。これは魔界というプロジェクトすべてに関わる最重要コンセプトである。

そしてそのコンセプトを支えているのは魔界そのもののキャラクターやストーリーである。57回綿々受け継がれてきたストーリーひとつひとつが魔界の世界観をつくりあげている。

魔界は、ストーリーという大きな流れにプロレスラーやミュージシャンや俳優やダンサーがその才能をキャラクターに宿しておのれを表現している場でもある。

したがって、やはりそのストーリー性というものを音楽ライブであっても崩すことはできないのではないか。

そういう風に思ったのは、THE MAKAIのリハーサルでの時である。

鬼目(NOV)、妖(Nash)、ジュスタ(榊原ゆい)の3人のボーカリストの競演を見ていて、まさにそこには本編と同じストーリー性を感じたからだ。

魔界本編はその表現の真ん中にあるのは激しい肉体をぶつけるアクションである。ならばこの音楽ライブは音楽を表現の中心にしたストーリー展開という手法がベストではないかと考えた。

さらに魔界本編が連続するストーリーに対して、THE MAKAIに関しては、登場人物を絞り、その登場人物をより深く知ってもらう一話完結型の物にする。このことによって、より魔界の世界観を理解してもらうことにもなるメリットがある。これはTHE MAKAIがひとつのイベントではなく、魔界本編と密接に関係する世界のひとつになることを意味する。

やってみる価値はあると確信に至った。

今回は初回ということで、当然、魔界の主役である鶴姫のストーリーを用意した。

正直なところ完成形というよりまだ実験的な色合いが強い。

もちろん、そのストーリーを表現するど真ん中は音楽だ。音楽が主役であり、演奏には他の要素は一切入れない。魔界の現音楽班の最高の表現で鶴姫というキャラクターを表現していく。

鶴姫も登場するが、その表現方法はあくまでも音楽ライブの中に吸収される。

正直なところ、つくっている自分ですらその完成形ははっきりとは見えていない。ただ、魔界本編を始めた頃のような不思議な高揚感と挑戦に対する期待感が高まっている。

ただ間違いなく魔界にとって大きな変革の一歩になるだろう。

今まで行ってきた魔界の音楽ライブとは一線を画するものだ。

その現場にひとりでも多くの魔界の民のみなさんに触れてもらいたいと思う。

今回は、THE MAKAIの船出に、魔界ファミリーであるKIBON2Uとアイドル界で異色の存在感を示しているNECRONOMIDLEの二組に華を添えてもらう。

KIBON2Uも今回はバンドとしての世界観を確立するための勝負のライブだ。魔界と真逆の「多幸感」というコンセプトをどれだけの熱量で表現できるか期待したい。

NECRONOMIDLEははじめての遭遇だが、魔界本編とのコラボも視野に入れてその実力をみてみたいと思っている。

3.27 THE MAKAI act.1楽しみしていてほしい。



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