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志田くんのAEW所属によせて。

先日、魔界の鶴姫こと志田光のアメリカで旗揚げとなる新プロレス団体AEWの所属の記者会見を行いました。

既報どうり、現所属であるMAKAIプロジェクトの籍を抜くことなく、ダブル所属ということになります。したがって魔界にも引き続き鶴姫として出演もいたします。

契約関係の厳格なアメリカにおいて、この契約が許されたのは奇跡的なことでしょう。AEWが寛容であることと同時にそれだけ志田光という才能が欲しかったのだと思います。

志田くん自身も「魔界なくしての契約はありえない」と言ってくれ、志田くんの魔界愛に胸を熱くしました。

11月からはアメリカに生活の拠点を移し、AEWの一員として活動し、月1回の魔界のために日本に戻ってくるというサイクルとなります。拠点をアメリカに移すことで、おそらくアメリカにおける志田光のネームバリューは大きいものとなるでしょう。

それは、ワールドワイドなショービジネスを標榜する魔界にとっても大きなプラスになることは間違いありません。志田光=鶴姫=魔界ですから、志田くんのネームバリューはそのまま魔界のネームバリューにつながっていくことと思います。

いわば、魔界の海外戦略の先陣をきるようなものです。プロレス団体ではない我々にとっては志田光のAEW所属は大きなプラスの要因と考えられるのです。

実は、志田くんの海外へのお話は今回がはじめてではありません。魔界が2年目を迎えた頃に海外移籍の大きな話があり、一度は志田くんは降板し、鶴姫の代役を探すというところまで内々に決定したことがありました。

当時の魔界はまだ脆弱で暗中模索。当時の志田くんはフリーで、我々にとっては、志田くんの決断に口を挟むような立場でもありませんでしたし、なにより大きなお話であったので仕方ないなという心境でした。

ただ、志田くん自身はこの頃から魔界に非常に強い想いを抱いてくれていて、それを代役探しの相談の中でも強く感じていました。

そこでワタシはだめもとで、志田くんに「魔界に残ってほしい」とお願いしました。ワタシの中では鶴姫は志田くん以外ありえなかったですし、鶴姫を主役にとも決めていたので、お願いせずに後悔したくないなと思ったのです。確か、稽古の帰りの電車の中で話したように記憶しています。

そのワタシの想いに志田くんは答えてくれました。

ビジネス的には魔界よりはるかに大きなオファーを断り、日本に残ってくれたのです。

あの時のワタシの喜びと志田くんに対する感謝は表現のしようがありません。

今でもその気持ちは変わりません。

その後、志田くんは起ち上げたMAKAIプロジェクトにも所属してくれ、まさに魔界の中心として今の魔界のクオリティをつくりあげる貢献をしてくれています。

そんな中、今回のAEWのお話がありました。

魔界のクオリティが高まった今、そしてダブル所属という条件が満たされるという状況は、前回とまったく異なるものです。

このタイミングしかなかった。

まさに千載一遇といえるタイミングでした。

AEWにとっても志田くんの加入は大きなプラスですし、海外進出したい魔界にとっても大きな布石となります。

やはり志田光という存在は魔界にとって常に「先頭を切る」リーダーなのだなと思いました。

ただ、今までのようにいつも志田くんがそばにいるわけではありません。これは、既存の魔界メンバーのさらなる成長が要求されることにもなります。

今度は魔界全体でチャンスを掴む番。

そんなふうに考えています。

まずは、志田くんの渡米まで、魔界のレベルをさらにアップできるよう、今まで以上によいコンビネーションを構築していきたい。

その一端をこの4月の魔界でお見せします。

ご期待くださいませ!!!


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