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#79 写真部とAモード

どーも、
トーシローです。

1ヶ月もすると
新入生向けの体験入部が始まります。
体験ようなので、
一眼レフに馴染んでもらう。
カメラって面白いって
思ってもらう。

そんな1時間弱の体験を
心がけています。

特にボケの写真は
生徒も興味を持つもの!

そこで今回は、
絞り優先モードを
本校写真部でどう教えているか
まとめていきます。

"覚える数値は3つだけ"

私が生徒に教える
F値は3つだけです。

  1. F3.5(最小)

  2. F7.1

  3. F22(最大)

上記に記した
最小・最大は
ニコンのキットレンズにおける
F値の最小と最大です。

F3.5

体験入部では
新入生向けに
花瓶に挿した造花を
背景をぼかして撮る練習を
行っています。

前ボケ、後ろボケの練習もします!

この時、
動物や植物のミニチュアを
教室の机の手前、
真ん中、一番奥と配置させて、
手前ボケ、背景ボケと
フォーカスを変えて撮ってもらいます。

F7.1

外に出ての撮影。
スナップ写真では
『基本的にはF7.1ね』
と伝えます。
なるべくシャッターチャンスを
逃さないためです。

明るさは調整できても、
ピントの位置はあとで変更できません。
なるべくピントを合わせるためのF7.1です
校外学習や修学旅行の集合写真を
写真部に依頼されるときもありますので、
そういうときもF7.1と教えます。
パンフォーカスにしましょう
ということです。

F22

F値を最大にするのは以下の撮影時です。

  • 太陽の光芒を出す

  • 明るい時の長秒露光(マニュアル撮影)

木々の間にさす太陽の光。
この光をウニのように
ツンツンにするためには
『F22ね』
と伝えます。

日中の長秒露光も同じです。
川の流れや、人の流れを撮るときに
F22からスタートします。

とはいうものの…

体験入部なので
こんなアバウトでいいんですけど、
正直自分でも
理論的にF値を設定できているわけでないので
あくまで目安にはなります。

F3.5・7.1・22は
生徒が撮影する際の指針であり、
基準点です。

頭でっかちにならずに
撮影しながら、
気づいてほしいこともあるので、
私はこの3つの数字しか教えません。

キットレンズの注意点

あわせて生徒には、
キットレンズは広角側と
望遠側で最小のF値が変わることも
教えなくてはいけません。

DX16-50 3.5-6.3
と書いてあります。

DX = APS-Cサイズ
16-50 = 焦点距離
3.5-6.3 =
焦点距離16の時、F値の最小が3.5、
焦点距離50の時、F値の最小が6.3
その間で最小値は変動するよ
ということを伝えないと、
『先生F値が3.5になりません!』
という子が出てくるので
注意です。

F1.8の衝撃

本校には35mmの単焦点レンズも
揃えてありますので、
何度か練習した後で、
35mmにレンズを変えて
F1.8で撮影をします。
そのボケに生徒は驚きます。

なのですが…

外部撮影のときに
持っていくんですが
生徒は使ってくれません。

軽くて写りも良くて
いいレンズなんですが…

毎年体験入部のAモードの練習が
おなじになってしまうので
そろそろ新しいバリエーションがほしい!

トーシロー。


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