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#81 制約(練習)と自由(自主制作)①

どーも、トーシローです。

♪もう少しで 僕は僕を1つは愛せたのに
(斜陽/ヨルシカ)

僕の心のヤバイやつを以前にも
おすすめさせていただいたんですが、
アニメもすごいいい出来で。

OPもとっても良くて
この一文だけでいろんなことを
想像できるのが素晴らしい。

◯制約は必要だと思っている。

noteを書いてると、
『もっと自由にさせてあげたほうが…』
『強制されて可哀想』という意見
をいただくことがあります。

批判ではなく意見です。
私自身確かにな…と思うこともあります。

反省して生徒に
『好きなようにやっていいよ』
ということもあります。
まぁ大抵すぐ後悔するんですけど…

◯守破離

塾・破・離
わかるか?つ・ま・り!
なんて
いつも韻踏みながら教えるんですが、

まずは師匠の教えを守りましょう(守)。
そこにアレンジ(破)を加えて
オリジナル(離)を作り出しましょう。

というのが大前提にあります。

◯ルネサンスというものは

私は世界史を専門教科にしている人間でして、
3年生の考査範囲がルネサンスなんですが、
なぜルネサンスが起こるのかというと、
中世ヨーロッパの価値観にあるわけです。

当時のヨーロッパは人間の生活・社会に
キリスト教というものが密接に関わっている。

しかし十字軍の失敗や、
大航海時代のはじまり、封建社会の崩壊など
これまでのシステムが崩れていく中で、
キリスト教以前の古代ギリシア・ローマの頃の
文化に戻ろう!
というのがルネサンスなんです。

ボッティチェリが、
ギリシアの神ヴィーナスを描いたのは
この流れの一部なわけです。

注目すべきは、
離れようとしたはずなのに、
結局キリスト教に関わる絵画、彫刻が
たくさん残されたということです。

もちろん表現技法は大幅に進歩します。
遠近法を用いた写実的な表現が戻ってくるのです。
(ギリシアの彫刻は筋肉ムキムキが多い)
(ちなみにローマは実用的な文化ばかりで、
 文化的な発展はあまり見られない。)

遠回りしましたが、
中世の人々は教会の意向や考えに逆らうと
生きることが難しくなるので、
我慢していたわけです。

それがルネサンスになって
大爆発。いろんな価値観に拡散し、
天才の出現によって収束するわけです。

ちなみに中国でも
王朝に陰りが見えたり、
王権が弱い時期に文化が発達してきた
歴史があります。

◯まずやってみてほしい

"守”とは歴史を学ぶこと。
師匠とは私ではなく写真家の足跡なわけです。
(私は写真素人なので。)

2020年代はSNSの発達により
多様性の時代なので、
いろんな表現が認められる時代です。

ただ基礎に基づいた、
分析に基づいた表現であるべきだし、
2020年代はコンプライアンスの時代でもあるので
そもそも制限が多いことは言及しておきます。

そもそも写真の美しさは
西洋美術によるところが大きいので、
学んで損はありません。

模倣することは学びの原点だと思います。
自分らしさは決めるものでなく、
見つかるもの。
まずは頭でっかちにならずにやってみてよ。
そんな気持ちです。


続きはまた書きたいと思います。
テスト作ります・・・

トーシロー

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