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「トラブル事例でわかるアライアンス契約を読んで

「トラブル事例でわかるアライアンス契約」を読んで、自分が理解した部分を簡単にまとめます(自分のフィルターを通して記載するので、正確性は保証しません。正確な情報を知りたい方は、以下の本をお読みください)。

アライアンス契約とは

ここでいうアライアンス契約とは、「企業提携」のことをいいます。
この「企業提携」とは、以下の①~③を満たす関係をいいます。

①複数の企業が
②資金・技術・人材等の経営資源を持ち寄って
③売上増や新規事業の開始を目指す協力関係

そして、「企業提携」は、大きく分けて、「資本提携」と「業務提携」があります。

「資本提携」は、株式の取得という資本の移動が発生します。
これに対して、「業務提携」では、資本の交換を行わず、単なる契約関係で業務面のみ提携します。

ちなみに、この資本提携と業務提携を組み合わせて、
包括アライアンス(資本業務提携)を行うことがあります。

M&Aと資本提携の違いとは?

M&Aと資本提携は、どちらも経営資産の移動を伴います。

しかし、「資本提携」においては、提携企業同士の経営権はそのまま、両者に存続します。

これに対して、M&Aでは、買い手企業へ売り手企業の経営権を移転、または新会社設立を行うので、いずれかの会社がなくなるケースも存在します。

(まとめ)「M&A」「資本提携」「業務提携」の関係性


「M&A」「資本提携」「業務提携」の関係性を図にすると、以下のようになります。


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