3色ボールペンの使い方 感想②+実践にあたって

3色ボールペンの使い方 感想②

先日のつづき。

評価と感想で本を彩る

読書をはじめるにあたって本書を読む前から感じていたのは、本の内容に吞み込まれるのではなく、自分の考えを残すために本を汚す…ペンでガツガツ書いていくことの楽しさだった。本書で言うところの「緑」の発露が段階的にできている状態だったのだ。
ただ、ペンが黒の単色では味気ない。逆に意図があやふやのままカラフルすぎても見返す気にならないだろう、というのも感じていたのだった。
本書の3色の使い方というのはまさに実践しやすいもので、特に「客観的評価」「主観的な感想」を明確にわけることがこれまでの単色メモでは達成できていなかった点だ。
慣れれば、めっちゃ頑張れば、賢い人であれば、単色でも上記の評価と感想をわけつつ自分のものにできるかもしれない。ただ、先述の「味気なさ」のことを考えると、ここはこのハウツーに乗っかって本を彩ってあげるのがよさそうだ。

あと感じたのは、「客観的評価」「主観的な感想」をわけるというのが最近映画を観るにあたってSNSとかでどう書けばいいのか…と悩んでいたこと近いものを感じた。
映像技術・美術や音楽がめちゃくちゃすごいけど話が全然気に食わない作品とか、その逆で話がめちゃ面白かったので無条件にべた褒めする(そして、批判を見かけるとムッとする)とか、評価の軸が無くて行き当たりばったりな鑑賞になっているんじゃないかと感じていたのだ。対外的には「楽しみ方は人それぞれ」ときれいごとで収まってしまうのだが、自分の中ではしっかり軸を持っていないと世論に振り回されてしまいそうなのが懸念点だ。

こうしてみると、次の本はどのように色づけしてやろうか、緑色部分がどれほど出てくるのかな、とか楽しみにつながる点が良いメソッドだなと思っている。反面教科書やテキストでは緑色の出番は少なくなるだろうが、腐らずに要点を整理しつつ自分の考えと結びついた瞬間を待ち続けたい。

実践にあたって

さっそく仕事でもトライしてみた。
が、書籍や資料など、下地が存在するものは本書にある赤青緑の3色を用いる方法でよいが、メモなど下地が無く自分で気ままに書き込んでいくにあたっては、黒も必要だなと感じた。
「他愛もないこと」や考えまでのベースを書くときに黒…と考えているが、果たしてこれは青色なのか緑色に転じるのか。所詮自分のメモなので、まずは黒で走り出してみてそこを色で装飾してみるスタイルでやってみようと思う。

それにあたって3色+黒が必要になるわけだが、いろいろ考えて赤青緑のボールペン+黒単のボールペンでやってみることにした。赤青黒+緑単も考えたけど、実践をとおして色を気軽にスイッチする感覚が楽しくなると思うので、読書の際のスタイルから変更することはやめた。モノは先日紹介したものと同じジェットストリーム(芯を変える)+ブレン黒単で考えている。黒単でガツガツ書けるのはJuice upがかなりよかったので、そちらに替えてもいいかもしれない。

即実践してフィードバックをすぐ書いているので、いかに興味を持って取り組めているかが伝わっていると幸いです。
本を汚しながら読書を楽しむスタイルがどんどんなじんできているので、他の読書法なんかもおいしいところだけピックできればと思っています。

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