(書き下し文)
子（し）、子（し）賤（せん）を謂（い）う、君（くん）子（し）なるかな、若（かくのごと）き人（ひと）。魯（ろ）に君（くん）子（し）者（しゃ）無（な）くんば、斯（こ）れ焉（いず）くにか斯（これ）を取（と）らん。

(現代語訳)
孔子先生が弟子の子賤について言われた。「彼は、君子である。彼がここまでになられたのは、魯の国、つまり今いる場所に見習うべき君子たちがいて、それに刺激を得たからこそだ」。

(学び・私の解釈)
教育というのは周りの環境が大事である。
環境とは、人・場所・道具・雰囲気・信頼関係などと広義の意味です。
熱心に学ぶ者は、自ら良い環境を引き寄せると私は考えている。
「君子危うきに近寄らず」ということわざがあるが、本当にその通りだと思います。
学んでいくと、何が危険で何が健全なのかの判断が出来るようになる。
私は失敗を伴いながら、このことを覚えてきました。