見出し画像

すぐに答えを欲しがっていたワタシ

ギリシャ語で「奇妙な」という言葉に由来するアトピー。
私にとって、「病院通い=アトピーの原因探し」だった。

完治した今でさえ、「おそらく原因は、コレとコレだな」とわかるけど、ある日を境にスカッと完治した訳ではないので、断言はできない。

ちなみに、わたしがこれまでアトピーの治療のために訪れた場所は以下。

・近隣それから他県の有名な皮フ科の病院
患部のジュクジュクを削いで顕微鏡で確認してくれて、「カビではないな」とつぶやいたドクター。きちんと検査してくださって感謝。フツウの皮フ科は、ステロイド剤をくれて終わり。数日効くけど、忘れた頃に酷くなる感が否めない。アレルギーの飲み薬をくださるところもあるけれど、ほぼ抗生物質だし、ずっと飲み続ける訳にはいかず、大抵モヤモヤした気持ちに。

・(部位が部位だけに)婦人科の病院
さすがに患部が乳なので、「アトピーではない他の病かもしれない……」。
そんな不安を感じて行ってみた総合病院の婦人科。
「ブチッ」と乳をつぶされるみたいに痛いマンモグラフィー(涙出た)、それからレントゲン、血液検査を受ける。
結果、「うん、健康そのもの!」とドクターから太鼓判を押していただき、赤血球が男性並みに多いとわかって終了。

・民間療法として整体院
「リンパ流そうぜ」という発想のもとに行ってみた整体院。特に変化なし。

と、こんな風で、結局のところ原因がわからなかったんだけれども、診断を受けることで、原因候補リストをひとつずつ潰していくことができたのでよし。

当然、完治させたい気持ちはあるけれど、その前に「この、不可解な肌現象の原因を知りたい」という気持ちの方が強かった。早く答えを知ってサクッと解決したかったのだ。

が、運命はそんなに甘くない。

その後は病院系に頼るのをやめて、食事や民間療法などを色々と試すものの、やはりすぐには治らず、けっこうな遠回りをした。

答えはあるようでないらしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?