SF映画を創ったら、ホラー映画祭の審査を通過したって話。
Nakasoneは自主制作映画を、ごく稀に制作する。
端から見れば妙なレクリエーションだが、本人は微塵も楽しんでいない。
「つれぇ。」彼の撮影前夜の発言である。
続けて「撮影、怖いわ。」とつぶやく。
神経質なまでの細かいチェックリストにチェックを入れながら「大丈夫かな。」と不安になる。
チェックリストを何度も確認し、バッテリーというバッテリーを充電する。
そうして迎えた撮影当日は朝から倦怠感に包まれている。
胃薬とは親友になり、滋養強壮剤で強がり、飴を舐めて脳に糖分を送り込む