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海外でのキャリアに向けて準備①

Matcherでの面談

 アフターコロナの海外キャリアの準備のため,Matcherにて面談を始めました。海外でのキャリアで何をすべきか,どんな考え方を持つべきかを考えていく機会としたいですためです。(大学4年生のため,学生で入れる期間はもう短いです)

 今回面談をしてもらった方は,英語教師(私立学校)→通訳者(海外)→日本語教師(日本国内)という経歴がある方です。教師を志す自分にとっても非常に参考になると考えました。

実際には,国内での準備として何をすべきか,海外での価値観の変化や,仕事に生きた経験等をお話していただきました。

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話の詳細


 ここから話の詳細について書いていきます。こちらの質問に答えてもらいながらの対話でしたので,質問と回答を載せながら見ていきましょう。しかし,すべてを網羅的に載せることはできないため,重要な部分のみを載せることとします。

質問:海外での経験をする前と,した後で「価値観」にはどのような変化が起きましたか?

回答:異国の人々と交流し,歴史・文化を体験することで,視野に広がりが生まれました。また,日本国内で既に学んでいた,歴史的・文化的背景の考えがより一層深ぼれました。というのも,私自身が英米文化を専門に学ぶ学部だったので,西洋圏を知る基本となるバイブルと呼ばれる本を網羅していたからです。そのおかげで,どんな歴史的・文化的背景があってその国が成り立っているのか概念的に知れました。海外で価値観の変容に出逢うには,日本国内での学びが不可欠だったと思います。日本にいる間から学を広めておく必要性があります。

質問:私自身は海外に出て仕事をしたいと考えています。やはり,仕事でも同じことが言えるのでしょうか。

回答:はい,私は海外ボランティアや,長期留学,海外在住していたなどの経験から言うと,仕事でも同様です。仕事の場合は,イメージは「日本国内で身に付けたスキルを,海外で発揮する」ということでしょう。そうして行動を移しながら,新たにそこで学んだことを帰国後に活かしていく。そうした流れが仕事に置き換えると言えると考えています。

気付き:海外にばかり囚われて,足元の日本国内を見ていなかった自分に気が付けました。現時点,理想的な海外キャリアフローがあって,それを海外出発前に確立していく必要があると考えています。私自身が目指している日本人学校や,青年海外協力隊といった範疇は,回答で示してくださった型がベストになると考えています。

質問:海外での経験は,以前の仕事や今現在の仕事にどう生きていますか?

回答:「世界中の人と友だちになる・世界全体が平和になる」という長期的な目標達成に近づくような,職業選択ができるようになったことです。どのようにしたら,世界中の人と友達になれるか,世界平和に関わることができるのかを考え続けてきました。学生時代の最初の内は,紛争解決に携わるという考えの基,NGO団体の就職を考えていました。それが大学で出会った親戚の方からの助言がきっかけで,大きく動き出しました。今は牧師をやっていますが,太平洋戦争を体験をしている方です。その人は,敵味方関係なく誰一人たりとも,殺生をしなかったといいます。命の駆け引きをする戦場で,相手を生かし,自分を生かした,そんな方からこんな言葉を掛けられました。「戦争はどんなに武器を禁止したところで,結局歯止めが効かずに兵器開発が進み,起きてしまうものです。では,どうしたら戦争は起きないのか。人の心を変えることこれしかないと考えてます。」私はこの言葉にハッとさせられました,確かにそうだなと。人の心を変える、人格を形成する,すなわち教育によって世界の人々を変えていくことによって,「世界中の人と仲良くなる,世界平和に貢献する」ことに近づけないか。そう考えるようになれた言葉とです。こうした考えの変化を皮切りにして,海外経験を経て,今の日本語教師の職業に就いています。今就いている職業が,私が考え出した現時点でのベストアンサーとも言えますね。

気付き:長期的な目標がシンプルかつ,明快な具体的であると気付かされました。私は「教育を通して,他者に影響を与えられる人間になる」という,抽象度の高い段階にとどまっていたからです。「どんな影響を他者に与えるのか?」,ここが曖昧になってしまうと,そのプロセスも曖昧になってしまいます。一体どのようにして,その長期的な目標に近づいていくのか,どんな手段の選択肢を取っていくのか。それが絶対的に必要であると考えています。言い換えるなら,現実と理想のギャップを埋めるプロセスを,より再現性の高いものにしていく。そうした作業が今後必要になると感じています。

質問:公立学校教師の免許等は持っているのですか?

回答:はい!中学校の英語教師の免許を持っています。実際に,以前の職場で私立中学校に勤めていた経験もありますよ。英語教師時代の経験は、翻訳のお仕事に就くときに随分生きた気がしています。中学校の授業で,「英語から日本語に同時通訳のように訳していく」ということを行っていたからです。後々のキャリア形成に,仕事のどこか一部分でも生きるところはあるはずです,ぜひ今後そういったことも見つけて行ってください。

 気付き:教職が他の場面で,十分に生かせるのだと気付けました。自分は教職経験ゼロの無知な大学生なので,今年度以降教職に就く中で,活かせる汎用的スキルに気付き,異なるケースで生かせるようにしていきます。

今回は日本語教師をしていらっしゃる方からお話を伺いました。今後も,何人もの方から,経験談を伺う中で,よりよい自己分析を徹底して行っていきます。もうすぐ卒業となってしまう限られた時間で,海外でキャリアを積むための準備を進めていく,その一心です。

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