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梨炭酸(pear soda)というバンドで作詞作曲等

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マガジン

  • omoide in my head-私の場合-

    今の自分を整理するために、 自分の記憶の中にあることを 掘り出していきます 写真は撮らない方なので記憶のなかの風景だけが頼りです。 間違っていたらすみません。

  • 小説 桜と鯨

    小説「桜と鯨」

最近の記事

7度目の春に

6年半住んだ場所から引っ越すことになった。 住み始めたのは秋で、6度の夏が来て、7度目の春がやってきた。6度も夏が来た感じはしないけれど、7度目の春、にはなぜかしっくりくる。  6畳のボロアパートでの生活は、そこまで心地良くはなく、満足していたかというと決してそうではない。しかしボロいながらもなんとか僕をひっそりと街の片隅で守ってくれたのだから、いざ離れるとなると、汚れやキズ、床のシミまで愛おしさすら感じるのは、当然なのかもしれない。 この部屋でひたすら死にたい夜も楽しい夜

    • 疲れた

      みんな本当のことに興味はない みんな気持ちの良い虚構に惹かれる でも俺は気持ち悪くても本当のことを言ってくれる音楽に誠実さを感じる 自分にも問いかけていきたい https://youtu.be/tV2_7SeRZjo

      • 雑記1444文字

        『人は早く立ち直ろうと自分の心を削ぎ取り、30歳までにすり減ってしまう。新たな相手に与えるものが失われる。だが、何も感じないこと、感情を無視することはあまりにも惜しい。』 先日見た映画「君の名前で僕を呼んで」の中で、恋に敗れた主人公に父親が諭すシーンで放たれた言葉。こんな言葉をかけてくれる大人は周りにいなかったよ。。 若い頃誰しも通る道として、失恋や挫折で傷つきまくると、その傷みに耐えきれなくなる。そして社会のしがらみやルールも加勢して、本来自分が持っている感情や希望に意

        • 神楽坂「竹子」

          激安居酒屋チェーンのうち、初めて教えてもらったのは通っていた大学からほど近い神楽坂の竹子だった。店構えは場所柄も意識してのことなのか、綺麗で高級感さえ感じられる竹があしらわれているが、中に入ると、この激安居酒屋チェーンの真の姿が目の前に姿を現す。現在の価格はネットで調べたところ生ビール210円、サワー、ハイボール180円のようだが、俺が友達とよく行っていた時はもう少し安かったかも。 友達と来ることもあれば、仲間数人で来ることもあった。大学生だったので、毎回かなり泥酔するまで

        7度目の春に

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        • omoide in my head-私の場合-
          1本
        • 小説 桜と鯨
          19本

        記事

          寂しさを感じる時

          ・小学校の時に友達が転校した時 ・高校最後の文化祭が終わった時 ・その後1人で勉強をしている時 ・初めて一人暮らしをした時 ・大学を卒業した時 ・好きなバンドが解散した時 ・深夜に誰かとの電話を切る時 こうやって書き出してみると、人は楽しかった何かが終わった時に寂しいと感じやすいんだなと思う。さっき「寂しいと感じる時 対処法」で検索してみたら、元々何もなかったら喪失感も寂しさも感じない、みたいな記事が出てきて、つまり何が言いたいかと言うと、寂しさを感じられないよりは寂しさを

          寂しさを感じる時

          空気が凛としちゃってる

          深夜先ほど歩いていると、10月の終わりの東京の夜の空気は意外と澄んでいるなあと思ってしまった。なんなら星もよく見えた。今日は特別澄んでいるかもしれないし、そうでないかもしれないが、冬の到来を感じさせる空気がする。きっと昼間は行き交う人間の吐息や汗、環七通を行き交う車、アイコスの水蒸気などで汚れている空気も、深夜誰もが寝静まった時には多少は綺麗なんじゃないかと思う。地下トンネルを通りながら、今ここで弾き語りしたらめっちゃ楽しいだろうなとか、普段は見過ごしてる電光掲示板が午前2時

          空気が凛としちゃってる

          (連詩Ⅴ)グレミカ

          昔、ある人をなんとか忘れないようにしていた時期がある。その人の仕草、体温、言葉、笑顔、冗談、汗で張り付いた前髪。 思い出したくないことばかりは覚えていて、思い出したい瞬間は忘れていく。これが本当のさよならなんだ。

          (連詩Ⅴ)グレミカ

          (連詩Ⅳ)She Through

          焼けたCD-ROMと肌の色が混じりあう。 降り出した雨、マスク越しに掠れた声。 今の君より、赤いシート越しに見た君の方が君だ。 死にたいとか呟いても仕方ないのなら、 この夏はどうしようか。と訊くのを我慢する。 既に扇風機は壊れている。 それでもいい、叫んでやる。 季節は黙っていても溢れていくのだから。

          (連詩Ⅳ)She Through

          (連詩Ⅲ)お金があったら

          その昔お金がなかった頃、植物はより沢山の日光を求めました。水の中では、プランクトンがより多くの栄養を得るために黒潮に乗りました。生物は陸にあがると、沢山の葉や肉を求めました。やがてヒトが生まれ、火や狩の道具や穀物を求めました。ピラミッド建造に関わった人にはビールが対価として支払われたと言います。そしておかねにしはいされるようになった現代では、人々は愛と金を求めます。金があれば承認欲求も愛も買えるのかもしれないが、金がなくては愛も信頼もなかなか得られないそうです。先日、法事に行

          (連詩Ⅲ)お金があったら

          (連詩II)日向夏

          夢物語では賄えないし、ニュースでは救われないけれど、夏の風を感じた時、私の心は浮力を持つ。 『シトラスフレバー シトラスフレバー』 要らない服なんてすぐに捨ててしまえればいい。 『シトラスフレバー シトラスフレバー』 「今年の夏こそは」で終わる夏は、まだきっと始まってすらいない。

          (連詩II)日向夏

          (連詩I)take it easy!!

          スマホの充電6%で家を飛び出して2度と戻らない勇気があれば、人生が変わるのかもしれないけれど、それほどの勇ましさを私は持ち合わせてはいない。小学生の頃、石を蹴ってはダメだと先生にも親にも怒られた。それからというもの、石橋を叩いて渡いて渡る習性が身についた私は、大人と呼ばれる年齢になったが、私が私自身で人生を選んでいる感覚がいまだにしないのは、あの時石を蹴り続けなかったからだと思う。ロックンロール、というものは岩をも転がすらしいから、石ころ一つで挫折した私は絶対にロックスターに

          (連詩I)take it easy!!

          今村夏子のピクニックを読んで何も感じない人間のその先に

          今村夏子さんの「こちはあみ子」を遅ればせながら読みました。表題の「こちらあみ子」については割愛します。「ピクニック」について思ったこと。

          今村夏子のピクニックを読んで何も感じない人間のその先に

          〇〇は、〇〇だ。みたいな文体、もうやめませんか。

          安いキャッチコピーとか見てるとこう言う感じの文体ってよく出てくるよね。(俺も使ってたらすみません)読点を打ったら、なんもなく格調高く思える。わかる気がするけど、(そうだ、京都行こう。みたいな)それは思い込みだ。 刷り込まれた情報と価値の操作によって僕たちは周りの事象を評価し、果てには誰かを無意識に傷つけ、傷つけられる。それは果てしない悲しみであり、結局のところ僕らは何者にもなれないし、格調高くは生きられないのだから。 何年か前に「何者」って小説とか映画が流行ったけど、なんか

          〇〇は、〇〇だ。みたいな文体、もうやめませんか。

          夏まとめ

          ・新バンドで初めてライブをした ・初めてフジロックに行った ・初めてソニックマニアに行った ・初めてサーフィンをした ・初めて肉離れをした etc 大学一年生レベルで、初めてが連続していた夏も、ようやく終わろうとしている。※大学一年生って初めてが多いイメージだけど、そんなことあるよね。初バイト、初彼氏/彼女、初体験、初旅行、初運転、初サークル合宿。私立文系は馬鹿で楽しそうでいいねー?僕も私文だったが。大人になってから苦労するぞ。え、今の学生はちゃんと勉強してるって!?じゃあ

          夏まとめ

          3時45分

          すごくかわいい動物とかを、「食べちゃいたい」って表現することあると思うんだけど、それって相手を吸収して、相手を自分の一部にしてずっと一緒にいたいって思うことなんじゃないかと思います。もしくは、相手そのものになりたいって時もあるよね。(好きな人がいたら) キスって口と口でするから、多分そういう欲望の表現なんじゃないかと思う。最大限、相手を感じたり、相手を吸収するために編み出した欲望の表現なのではないかな。 僕たちが綺麗だなーって思う空とか、海とか星とはキスできないから残念だ

          3時45分

          感情のグラデーション

          皆生きていれば誰かに対して何かの感情を抱いたりする。 いろんな人と話すことでそれに名前をつけることができないことがわかる。 そんなに皆単純に生きてないし、好きと嫌いはすごく似ていたり入り混じっていたりする。 感情のグラデーションには名前をつけなくていいと俺は思う。白か黒かよりグレーの濃度を楽しんでいたい。

          感情のグラデーション