大学でサークルを作るということ②

一年目は失敗と挫折の年です。

一年生の頃に映像を作るサークルを作りました。初めは顧問の先生と6人のメンバーで作りました。正直サークルを作るってだけなら簡単です。各大学のサークル関係を管轄しているところに必要なものを聞いて書類を出せば終わりです。難しいのは活動の内容です。まして映像制作なんて活動内容を撮影なんてものにしたら何日かかるか、そこで定例の活動内容を企画や打ち合わせ、それ以外で撮影をスケジュールを組んで行うというスタイルに決めました。(そこに自分の浅はかさがあったのですが)

この一年生の頃は私も真面目だったもので、大学側の申請書類にある実績のところに書くために適当に撮影と編集して某団体の映像コンペに出品しました。この撮影をほぼ最後にメンバーの一人を失いました。その撮影の中でもっと自分が段取りをよくしていれば、もっとその時間に見合った経験をあげることができたらという自責の念に苛まれました。

さらにその少しあとメンバーのうち一人は正式に辞めたのです。正直この時期は非常に辛かったです。自分に力不足を強く感じました。もちろん「たかがサークル」です。自らの意思での参加です。ただ私の場合はそれをそのように割り切れなかったのです。その責任が嫌になり、勉強やアルバイトに逃げました。「自分は忙しいんだ」「自分は精一杯やっている」他のタスクで自分の時間を埋めてそういう風に納得させていました。

もちろん今もそのことは後悔しています。ただ同時に撮影に参加したメンバーは各々の仕事を完遂しているということもわかっています。自分には大きな力なんてありません。ただ一つ確実に誰にも負けないものがあります。それは周囲の人に恵まれているということです。自分は微弱な風が一陣靡くだけで倒れるくらい弱いです。しかし周囲の人に助けられてそのおかげでどうにかこうにか生き残って立っています。

自分が弱いなんてことは普段の自分を見ている人からしたらそんなわけないなど思う人がいるかもしれませんが、人間は皆ある種の弱さを持っているのではないかと思います。(リーダーとして人としてそれらのどこを隠してどこをみせるかはその人のセンス次第だとは思いますが)

このように一年目は多くの失敗を手に入れました。にも関わらずサークルを続けることができたのは「捨てずに逃げる」という行動のおかげかもしれません。頼れる人がいなかったので私はモノやコトに逃げました。もしそのような人がいるのであれば人に頼ったほうがいい場合もあります。特に似た境遇の人。

まとめるとしんどい時もあるよ。ってことですね。上の立場だからリーダーだからどこにも逃げちゃいけないってことはないと思います。逃げ場所は選ばなきゃダメですけどね。

埼玉大学の大学生、サークルや事業の立ち上げを経験。 社会科学系の卒論と趣味に奔走する日々。 質問、お題をくださる方はこちらからでも! https://rsiak.sarahah.com noteとつけてくれればこちらで回答します。