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鬱るんです。

お酒を飲むとついついハメを外してしまいます。
そこから数日経つと大体気分が落ち込むのでした。
今日が丁度そのタイミングのようです。
分かっているのに、どうしてお酒を飲んでしまうのでしょうかね。はぁ。
感覚が鈍くなり、身体が重たく、自分の身体とは到底思えないくらい反応が悪いのです。クリックしてからレスポンスに何秒かかかる古いパソコンのように、何かを思ってから身体が動くのにラグがあるような感覚があります。
何かをしたいと思うスイッチがあるのだとしたら、完全に切れてしまっています。
逆にそれがいつもつきっぱなしだったんだと、ここで気付くのですが。
なのにこうして文章を書いてみています。
珍しくSNSを徘徊していたんですけどね。やはり面白くなかったので、自分の状態をしっかりと記録している方がまだ幾分かましと思ってしまったのでした。
とても時間がかかりますが、何か書いている方が楽そうです。
ドーナツ状の真っ黒い物体が内と外とを常にぐるぐると入れ替えながら、それでいてドロドロとした触覚を持って、動き続けているような絵が見えます。
トイレの中で僕は確かにそのような絵を見たのでした。
これはなんなのでしょうかね。
綺麗ではないですね。美しいかもしれませんが。
トイレに行ったのに何もしませんでした。
確かに以前から調子が悪くなるとトイレに駆け込むことがあるような気がします。
調子のいい日は尿意とトイレに行くという行為が必ずリンクしているのですが、そこもおかしくなるようです。
でもトイレには行きたいのです。
不思議ですね。狭い場所を求めているのでしょうか。
鬱という言葉はどのような意味なんだろうと思いました。
鬱蒼としたという言葉には確かに鬱という文字が入っていますね。
どうやら草木が生い茂る状態のことを鬱という文字に割り当てていたみたいですね。そこから何かに蓋をして遮断することを意味しているみたいでした。
それから酒に香草を用いて香りを付けることも意味しているみたいです。
放っておくと木々が生い茂り、その結果密集して息苦しくなること。
蓋をすることで、発酵といいましょうか、熟成期間とも取れそうな内容でした。
何故かどれも植物的なものから着想された言葉のようです。
躁という言葉についても調べてみたくなりました。
動物が素早く動く様子を表すのに使う言葉のようでした。
そこから転じて落ち着きのない、エネルギーの過剰さへと移っていったようです。植物的な時間と動物的な時間が僕の中にはあるみたいです。
いろんなモノの裏表を、円筒形のトンネルにびっしりと敷き詰めたら僕になるようです。まぁ誰もがそうなのでしょうが。そうした多様性を認めることから始めてみたらいいものを、どうしてあたかも一人一人に色があって、みんな集まるとあら不思議!カラフルレインボー!!なんて表現をしてしまうのでしょうかね。
まぁどうでもいいです。
鬱になるとよく死にたくなるなんて聞きますけどね。僕はちょっと違うみたいです。寧ろ躁の時の方があぁこのまま死んでみてもいいんじゃね??という少し昔の文豪みたいなノリが出てくることにこの前お酒を飲んだ時に気付きました。
鬱の時は確かに時間がとても長く、重たくなりますが、死にたいというとかなり大袈裟で、寧ろこのまま死んでしまっているのではないかという静けさが同居しています。危険なのはどちらでしょうかね。躁なんじゃないですかね??
またトイレに行きたくなってきました。この辺でやめましょうか。
調子が悪くてもこんくらいは余裕で書けるみたいです。
やはりSNSなんて見てなくてよかったです。
見直してないから読めたもんじゃなさそうですが、それもまたどうでもいいことです。鬱を観察してみたかっただけなのですから。

※追記
トイレから帰ってきました。
今度は尿意としっかりとリンクしていたみたいです。
僕は以前、鬱は甘えだと信じていました。
とんでもなく未熟でした。
無知というのは本当に恥ずかしいことですね。
でも、こうした思い込みが大切な時もあるなって僕は思います。
矛先がどこを向いているのかを意識した方がいいのでしょう。
他人のことについてこうした思い込みは文字通り鋭く突き刺さってしまいます。
が、自分のことでしたら、それは上手くいけば相棒ともなりうるとてもいい道具としての側面もあるのでしょう。
鬱のことについて理解のある人は、みんな自分が経験しているように思います。
きっと鬱ってものが分からないモノなんでしょう。
身体が言うことを聞かないんです。何故か夜はそこそこ元気!なんてこともあります。自分でもどうしてか分かりませんが。まぁこれはきっと初期症状でしょう。
それだから甘えだって思ってしまう危うさがあるのかもしれませんね。それが過ぎるともっと落ちます。動けなくなります。笑うことなんてできなくなります。
何故か涙が頬を伝っていることもあります。身体はどれだけ暖房を効かせてもとても冷たく感じます。頭はジンジンと鈍めの痛みが走ります。
まぁ今日はまだ楽な方でしょうかね。こうして文章が書けていますから。
それでも段々と辛くなってきました。
終わりにしましょうかね。また。

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