五十川十一
カタチの声を聞き、普通を考える。
2月の終わり辺りに、またしばらく鬱でどうにもならない時間を過ごしていた。 何となく漠然とした不安の中で、ぐるぐると思考が彷徨っていたような感覚だった。普段ヘラヘラしていると言うのか、目上の人だろうと話し方が分からなくなってきてタメ口みたくなってしまったり、はたまた偉そうに何でもかんでもどうでもいいじゃねぇかと考えるようになってきているところがあるのだが、鬱になった途端に死にたくなってくるのだから不思議なものだ。 それで、身体がアウトプットしない代わりか、穴という穴から体液が出
僕には、五十川 雄貴なんて名前があるのだけれど、この雄貴という何とも大袈裟な名前があまり好きではない。そもそも親のセンスでしかないのであって、親のセンスをひけらかすのも何だか気恥ずかしい。「男らしく逞しく」そんな由来なのだろうが、僕にはそんなところがあんまりない気がするのだ。逆さまに女々しくて、弱々しいの方がまだ幾許かしっくりくる。別に女性が弱いもんだとか言っている訳ではないのだが、完全に名前に負けているというのか、馴染んでいない感じが自分の中でいつも生乾きに似た嫌な臭いを漂
合理的とは字の如く、理に合致するということになる。合理を目指す気持ちはどこまでも共感するが、果たしてその理というものはどのようなものなのか。理を想うと書いて理想なわけで、そうした理想のために足掻き、それを語るくらいのことしか人間には出来そうもないなとなんだか諦めにも似たものも感じている。 合理的だね!なんていう人がいたら、その人はなんと理を知っているということなのであろう。「なんて素晴らしいんだ!長い間、君に会いたかったのだよ!さて話を聞かせておくれ!」なんて期待に胸を膨らま
この文章を読んでくださっているということは少なからずロゴに興味があるのでしょう。それがご自身のブランドのロゴを作りたいからなのか、あなたがデザイナーだからなのか、まぁ何でもいいんですけどね。そうして興味を持って読んでくれている方にこそ、今、あなたがロゴと言われて考える概念、それ自体を少しぐちゃぐちゃにして、元には戻れなくしてしまおうと思いました。 何故か?ニートであったところから大きなコンペに勝ち、個人のデザイナーとして誰もが知っているような企業とも仕事をすることになったり
僕は煙草を吸う。煙草が吸えない所には行きたくない。不味い煙草は吸いたくない。吸えなくなってしまったと言った方が合っているのかもしれない。 かく言う僕も以前は、コンビニで紙巻煙草を買っていた。煙草のことをあまり知らなかった。何となく煙草というものに興味はあったし、それを吸う人の姿にカッコ良さを見出したんだった。初めて吸ってみたときに咽せることはなかったけれど、その良さもまたよく分からなかった。それから7年近く経ちこんなnoteまで書くようになってしまった。こっちの記事↓でも煙
おはよう。 最近、飲み会が続いて生活リズムが狂ってしまった。それを治すために昨日はサウナに行って、夕食を早めに食べてすぐに寝た。そしたら1時くらいに起きてしまった。ちょっと早過ぎるんじゃないの。起きれないよりはマシかな。 16診断テストなんてものがあるじゃない。ちょうど直近の飲み会でそんな話題になった。僕は以前それをやってみてどうやらINTP型らしいぞってのは知っていた。飲み会の次の日にもう一度やってみたのだけど、やはりINTP-A(論理学者)と結果が出た。論理学者って何な
あけおめ。 今年の元日も何かを作ることから始まった。何なら元日だってことすら忘れてて、今年最初のInstagramのストーリーズは作品の進捗具合だった。あんまり面白くなかったから公開していないが10,000字くらい書いたし、いつもと何も変わらない日常だった。タバコを切らしてしまったから買いに行ったらその帰りに、地震で自宅のマンションのエレベーターに閉じ込められそうになった。幸い無事だったけれど、少なからず2024年どうなっちゃうのよってな気配は感じた。人が勝手に決めた"元日"
2,3年ほどロゴデザインをやっていたのかな。最近そんなロゴデザインとも距離を置いてみている。僕は僕の作るロゴが他のどんなロゴよりも面白かったのにだ。 なんか見せた方がいい?? 例えば…… カフカコーヒーの名前の由来をそのままに表現した。 カフカコーヒー ↓ 可、不可、可、否 ↓ ⭕️❌⭕️❌ 可不可 →出来ることと出来ないこと、得意なことは自分がやり、苦手なことは誰かに助けてもらう繋がり 可否 →コーヒーが日本に伝来した当時の当て字 こんなにもインパクトのあるロ
負けるが勝ち 小さな巨人 懐かしい未来 孤独であり、充実していること 一見矛盾したような言葉が最近面白いなと思った。これをオクシモロン(Oxymoron)と言うらしい。 相反する、矛盾にも似た状態をいかに作り出すか。こんなことから何か書いてみようと思った。 例えば、「生活に芸術を組み込む」なんてことを考えてみる。生活と芸術とは相反するものだ(って考えられているらしい)。生活は日常、芸術は非日常という線引きがどこかでされてしまっている。が、僕は生活の結果が芸術を生み出すと
お酒を飲むとついついハメを外してしまいます。 そこから数日経つと大体気分が落ち込むのでした。 今日が丁度そのタイミングのようです。 分かっているのに、どうしてお酒を飲んでしまうのでしょうかね。はぁ。 感覚が鈍くなり、身体が重たく、自分の身体とは到底思えないくらい反応が悪いのです。クリックしてからレスポンスに何秒かかかる古いパソコンのように、何かを思ってから身体が動くのにラグがあるような感覚があります。 何かをしたいと思うスイッチがあるのだとしたら、完全に切れてしまっています。
ロゴの仕事をしていると時々言われる「〜のロゴに似てますね」 昔は「は?どこがだよ??」「全然違うだろ」とブチギレていたけれど、今は「はい、きた!足りないボキャブラリーで考えた結果それしか出てこなかったんだよね!分かる!」となってきた。 そうなったのは僕の妹が服飾の学生をしていて、そのファッションショーへ行ったとき、「あ!これはノワールケイニノミヤをリファレンスしたんじゃね?」みたいな見方を少なからず自分もしていたからだ。 そのときに「知らないカタチだったとしても、なんとな
InstagramやXを見ているとまぁいろんなロゴが流れてくる。 そこには一緒にキャプションがついていて、 ・親しみやすい印象にしました! ・IT企業らしくスタイリッシュな印象にしました! ・信頼感のある印象にしました! とか。まぁテキトーなことが書いてある。 なんで?? と、一発探ってみただけで、つまるくらい内容が薄い。 しかも大体「クライアントがそう言っているから。」 くらいの理由しかないような気がしている。 それでいいのか? まずはそういった与条件、クライアントが
XREAL Air 2 Proが届いた。 17日から順次発送ってことで到着まではまだまだかかりそうやなと思っていたけれど18日のお昼には届いた。ありがとう! 実際に外で作業できるのか試してみたいなと思ってスタバに行ってきたのね。 抹茶ティーラテを、友達にもらったスタバのカードで購入。 MacBook ProにHHKB studio、XREAL Air 2 Proの僕にとっての三種の神器どーん! XREAL Air 2 Proがきたから、もはやMacBookのディスプレイ
HHKB studioが少し前に届いた。 欲しいと思った時にはもうすでに売り切れていたから、10/31の再入荷のぽちぽち合戦に勝利した感じ。 出遅れた感もあって、実際にPFUのサイトやAmazonではもうすでに売り切れていた。Rakutenいったらなんか買えてしまった。よかった。 僕はロゴデザインを主にやっていて、デザイナーという肩書き?もあったりするのだけど、プロダクトについている適当なロゴはなかなかに嫌いで、わざわざロゴの部分を削ったり、上からペンキで塗りつぶしたり、
ロゴの質をアピールする際にその検討量を物差しにすることってあると思う。 一発でどーん!!ってカタチが出せたらそりゃいいんだけど、それだともっといいカタチ、リズム、比率があるんじゃないか?って不安も付き纏う。 スタディの量はその質の向上・安定とともにデザイナーの自信にも繋がるんだと思う。 何百パターンも試すとそれだけ時間がかかる。 面倒臭いなって正直思った。 だから作り方そのものから見直した。 今日はそんな話をベースに書いてみる。 僕の大好きなスーツセレクト風のロゴで
日の丸ってかっこいいなって思う。 あんまり共感してもらえないのだけど、僕は結構真剣にそう思っている。 純白な地に赤い丸を一発。 ロゴデザインやってる僕からすると「まじかよ」と。 しかも、これで日本と伝わる。 僕は何してんだろう? ロゴデザインって一生懸命、余計なことをしているような気がしてくる。 ただ、これほどまでに僕を打ちのめす日の丸とじっと睨めっこしてみて、一つ気が付いたことがある。 「なんか縦に長くね??」 以前上方距離過大ってのを取り上げたけれど、そうし