中島 英世 / nakashima hideyo
まるで陽だまりに育まれた南国の風を運ぶように彼女はやって来た。彼女が将来目指しているものや人柄などは出会う前から話に聞いていた。だからこそ、出会う前から勝手に出会った気になっており、初対面の時にも再会の懐かしさを感じたのだ。中島英世(以降、英世ちゃんと呼びます)の落ち着いた穏やかな笑顔は今でも私の心を満たしてくれる。
英世ちゃんは鹿児島県の奄美大島で生まれ育った。伝統的な織物である〈大島紬〉が身近にあり、幼い頃から織物やものづくりに興味を抱いていた。高校卒業後は鹿児島にある