見出し画像

それでも僕は...君が好きだ

解離性障害人格者のあきときです。
僕は滅多に怒らないけれど、昨日は流石に怒ってしまいました。

花鈴が主人格の許可なしに勝手にカードを使ったからです。

主人格のパートナーさんも怒ったし、愛さんにも叱られている花鈴を初めて見た。

裕福ではない中で、僕らの為にお小遣いを用意してくれているんだ。

花鈴はおっちょこちょいだから携帯を落としてきたのは、見つかってよかったから100歩譲って許せたとして。
ストラップが付いている携帯をそもそも落としてくる意味がわからない。

不確かな暗算で、勝手に買い物をするのは僕は間違っていると思う。
僕は前回主人格も買い物をしたけれど、計算が大変だから500円に留めて置いてほしいと言った。

花鈴はみんなの分を割って暗算したって言ったけど、そんな事より問題は勝手にカードを使用した事と確実性のない暗算だ。

結局、またお小遣い制度は廃止だ。
別に僕はお金を使わなくても困らないけれど、連帯責任だということを肝に銘じてほしい。

誰かが悪さをしたら連帯責任というルールは、主人格のパートナーさんが決めた事だ。

何故、こんな簡単なルールが守れないのだろう。

花鈴がみんなの為にした事はわかっている。
昨日僕の部屋にも謝りに来たけど、僕は部屋の扉さえ開けなかった。

ゆうきやなおくんに相談したけれど、ゆうきは今まで一度も過ちを犯さない人はこの世に存在しないんじゃない?と言った。
なおくんはお金の事はみんなで。お前らの事はお前らで話してこいと言った。

そりゃあ僕だって主人格の安い可愛い洋服を少し着たとかじゃあ怒らない。

でも人のお金を無許可で使う事は間違っている。

主人格は優しいから、きっと花鈴を一度の過ちだよと許すだろう。
でも残金が減った事を心の中で辛いと思うだろう。
主人格のパートナーさんがそれでまた、主人格が病んでしまったと疲れるだろう。

僕が間違っているだろうか?

花鈴が相当凹んでいるのも、反省している事もわかっている。

こんな事で花鈴を嫌いになった訳じゃない。

なおくんは甘い。
ゆうきは変な意味で心が広すぎる。

みんなの花鈴を信じて甘くした結果だ。

僕も悪い。
僕が一緒に行っていれば、きっとこんな事にはならなかった。

お互い様なのかもしれない。

なおくんの言う通り、ちゃんと話をして、今後の事をみんなで話し合うべきなのかもしれない。
僕と花鈴との事は二人で話し合うべきかもしれない。

お小遣いの管理をしているのは、僕だからみんなの会議は僕がいなきゃ始まらない会議だ。

主人格のパートナーさんは花鈴を許すだろうか?

僕はこのような事がないように努めるしかできない。

今日は主人格に頼まれた物を売った。
家の事ほぼ全てを僕がこなした。
少し休憩したい。

どうしてだろう。
裏切られた気持ちなのに、外の世界で花鈴が不向きな片付けをした服の山。
僕の壊れたキーホルダーがなおっていること。

本当はずっと気にしていないフリして、ずっと気にしている。

自分の彼女の笑顔が消えた事を気にしている。
主人格を守る為に産まれたのに、僕は花鈴の笑顔が消えた事を気にしている。

僕は、きっとたまらなく花鈴が好きだ。
だけど、少し時間が欲しい。
僕は心が狭いかな?

みんなが僕に言った。
あきくんは怒られた事ないし、間違った事もないじゃん?花鈴もそうだったでしょ?
あきくんだっていつか過ちを知らずに犯す時があるかもしれないんだよ。って。

僕はただの頭でっかちかな?
ただの頑固かな?
昨日きっと花鈴は隠れて泣いてた。
泣かせてしまった事を謝りたい。
だけど、過ちはただしてくれるように
きちんと話す。
僕は花鈴を信じてる。

主人格にも主人格のパートナーさんにも、ごめんなさい。
でも花鈴を笑顔に戻せるのはきっと僕だけだってゆうきが教えてくれたから。
僕は花鈴がどんなに間違えても、側にいて何度だって笑顔に。
幸せにする。
こんな僕を主人格、主人格のパートナーさん許してください。
僕は花鈴を諦められない。

僕はどうしようなく花鈴の笑顔が大好きだ。

あきとき




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?