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京都で再生の旅を。

もう、1年の振り返りをする時期になりました。

まだまだ2021年は続くような気がするし、でも、早く休みになってゆっくりしたい気持ちもある。1年を思い返すと、あっという間だった気もするし、3年くらいの密度があるような気もする。

振り返りの時期になるたびに、時間の経過とは不思議なものだなぁとしみじみしてしまいます。

ここ数年、1年を振り返る度に、「心が穏やかになったなぁ」と感じます。特に今年の心穏やかになった要因は、京都に移住したことが1番だったでしょう。今日は、京都で過ごした日々を中心に1年を振り返っていきます。

言葉に心を侵食され、京都へ

2020年は1年かけて移住先を探していました。会社がフルリモートになり、出社しなくてもよくなったこと。東京の高い家賃と物価に飽き飽きしてしまったこと。住んでいたシェアハウスで仕事をするのは、難しいこと。様々な要因が重なって、「ここではないどこか」を探して、移住先を探していました。

鎌倉、千葉、埼玉、北陸などなど、コロナで思うように動けずネットで探すのが中心で、緊急事態宣言があけた少しの時間で足を運びました。でも、なかなか合う町や物件が見つからずに、2021年に入ってしまいました。

一方で、シェアハウスの生活はメンタル的に限界がきていました。一軒家で約12人が住んでいたため、プライベート空間はほぼなし。コロナ前は、それでもやりくりして生活ができていました。しかし、コロナになって仕事を家でする人も増えたため、オンライン会議するのすらままならない状態に。

家で過ごす人も増えたため、一定の距離感を保つことができず、衝突も増えたような気がします。シェアメイト一人ひとりは好きなのに、プライベート空間がないために距離が保てず、思わず冷たい言葉を浴びせられる…みたいなこともありました。

そんな状態を踏まえて、2021年1月に「5月のGW中に移住する」と決めて、3月に有給取得。有給を使って京都の視察へ向かいました。

心が踊った瞬間が、京都だった

正直、京都は最終手段だと思っていました。大学が大阪でよく京都に足を運び、良い町だなと思う一方、諸事情があり京都は避けていました。

でも、一軒目のシェアハウスを内見した瞬間、「ここだ!」とい思い、次の日には他の内見を全て取り消し。一軒目のシェアハウスのエージェントに、契約書を送っていました。

部屋の綺麗さや一人部屋があること。シェアハウスの人数がちょうど良いこと、スーパーから近いことなど、条件的にもぴったりでしたが、何よりカフェを営む大家さんの雰囲気に惹かれて入居を即決しました。

京都に訪れたときは、諸事情があり「京都に来るのはちょっとこわいな」という気持ちでしたが、帰る時には京都での生活を思い浮かべてるんるんに。こんなに自分の気持が一瞬で180度変わるなんて、久しぶりの体験でした。

喫茶、絵画展、鴨川――。文化が詰まった京都で生活を


京都というと鴨川です。夏は足を川につけながら、友人とボーーーっとしました。都心に流れる川でここまできれいなのは感動したし、何が美しいかわからないですが、見るたびに美しいと思わせてくれます。

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京都に来てから美術館や展示を訪れる機会が増えました。喫茶店やカフェでも絵画が展示されていて、町全体としても芸術を愛しているのがよくわかります。写真は、京都を舞台に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE」での作品。

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雰囲気よし、味よし、珈琲よし、三拍子が揃った喫茶・カフェが京都にはたくさんです。ご飯メインのところでは、新鮮な京野菜を使った料理がでてくるところが多いです。卵サンドはどれも絶品。パフェやフルーツサンドを出している店は、だいたい旬の果物を使っているので、味で季節を感じることも増えました。

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京都水族館の隣りにある梅小路公園は子どもたちがいっぱいで、平和の象徴です。疲れている時や天気が良い日に、珈琲片手にフラッといくのが好きです。

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寺院はいろんなところに行ったが、東福寺が1番大好きです。大学の頃に何度かきてから、ずっと虜の場所。紅葉時期は人がいっぱいだから、新緑の時期がオススメ。

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銭湯もいくつか巡りました。京都は本当に銭湯が多いです。東京と比べて、小さなお風呂がいくつかあるのが、京都の銭湯の特徴です。

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二条城は入ったことはないけど、二条城の周りをよくランニングしています。歩道も広く、いつもランニングしている人を見かけるから、夜でも安心してランニングができます。

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青蓮院門跡は地元の友人に教えてもらって好きになった場所です。春は枝垂れ桜が見えるけど、個人的には夏がオススメ。暑い中、縁側で足を伸ばして、何も考えない時間が好きです。

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穏やかさから、賑やかさへ

京都に移住して、健康になったような気がします。週1でランニングはするし、疲れが溜まってるなと思ったら銭湯に。八百屋さんがたくさんあるから、新鮮な野菜が食べられます。東京にいた頃は、3ヶ月に1度はカウンセリングに行き、眠剤を使ってやっと練れていましたが、今では22時には就寝できるようになりました。

今年は京都という伝統ある町を味わうので精一杯になってしまったので、来年は点と点を結ぶように京都の良さを学んでいきたいと思います。穏やかな心から、好奇心で賑やかな心に移行していく。そんな1年にしていきたいです。

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このnoteは「書く」を学び合うコミュニティsentenceの、アドベントカレンダー「2021年の出会い」の9日目の記事です。




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