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1月の徒然

苦手な11月、12月が過ぎて、大好きな京都でまったりとした年末年始を過ごせたから、1月の始まりはちょっと元気だった気がする。だけれども、読みたい本は積まれる一方で、英語勉強の目標も未達成のままだったり、月末にはエネルギー切れで仕事を1日休んでしまったり、「赤点ではないが、満点でもない」というのが1月の総括だろう。

年が明ける頃に「今年は人との繋がりではなく、言葉や自然など、目に見えないモノとの関係を築きたい」と掲げた。1月は、昨年に比べて孤独である時間を楽しめたように感じるが、まだまだな気がする。「誰とでもいたくないけど、一人でもいたくない」という矛盾した気持ちは、いつまで経っても処理が難しい。だけれども、朝7時の電車から見える朝日が毎日少しずつ違ったり、帰り道に見る星空が綺麗だったり、そんな瞬間が優しい気持ちにさせてくれることを一層感じた1ヶ月でもあった。

1月の映画

PERFECT DAYSを見てほんとうによかった。東京という資本主義の思考が強い街でどう生きていくかは、京都から東京に引っ越してきた私のテーマでもあった。そのヒントをもらえるような映画で、感性を殺さない生き方、人ではないモノとの繋がり方を知れた気がする。

大学四年生のインターン時代によく見た映画を見返した。あの頃も、東京の満員電車に乗って週3〜4出勤するのがつらくって、今の自分と何も変わらないことを見に染みた。だけれども、まだあの頃の自分に比べて、“うまくやっている”気はする。

1月の本

「死政治の精神史」はとても学びになった。「カルチャーなんて稼げないし、世界を変えられないから」と言われて、とても怒りが湧いたことがあるのだけれど、その言葉に対して、うまく反論ができなかった。だけれども、この本は文学というものがいかに重要かを教えてくれた。他にも語りたい文脈はいっぱいだけど、今日はここまで。

1月の言葉

1月に頭に浮かんで、メモしていた言葉たち。仕事で怒りの感情を抱くことが多かったからか、反骨的な言葉が多い。弱い立場の人たちの人権をふみいじられたり、搾取されたりする現状が、どうしてもわたしは許せないのだろう。

・「そんな人はいない」と吐き捨てる人の目の前の人が、そんな人
・弱い者にシワ寄せを、強いもの者には語るだけの権力を
・愛とか憎悪とか祈りとか、紙一重
・自分の力でちゃんと世界と繋がらなきゃならない
・みんな気軽に搾取していく。「人権」という世界の発明品は未だに使われないまま
・寂しさを感じたときには、人ではなく、言葉を。大きな目に見えないモノと繋がれ
・想いは言葉にしないと愛にならない
・エゴイスティックな怒りで進んでいく。正義を振り翳していく。
・嘘をつけない。愛想がない。それでいい。
・どこかに行きたい。どこにもいけない。その感情の名は「無力感」
・わたしたちには元々価値と自由があり何者にも脅かされてはいけない
・心の豊かさとは、拠り所の多さ
・可能性を否定されること、自由を否定されること、意志を否定されること
・人との距離は衛星
・物語は、友人のように私をかくまってくれる場所

2月はどう生きようか。本業の仕事は毎日8時間あるし、やりたいことをやるにはどれだけ効率化しても、体力をつけても難しそうだ。本業で文化的なものを感じることが少ないので、本や映画、美術にどっぷり浸かりたい。ちょっと寂しくなったら友人と会いたい。2月も健康的に、私のペースで歩みたいな。



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