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寒いんですけど

4月は、きこぺんあざみ野月間です。少しでも春の気分になりたくて素敵なイラストはお借りしました。

いつだったかアメリカでは、イースターが終わったらコーデュロイの服はもう着ないなんて聞いたことがあった。今年のイースターは3月31日でいつも4月の第1月曜日だと思いこんでいたらなんと私の日本滞在中に終わっていた。やったー家族行事を免れたと思ったが今年は義家族どういうわけか集まらなかったらしい。

イースターも終わってやっと春になった日本から戻ってきたら、寒い。家の中は、日本の家のように寒くないのだが気温が10℃以下の日々。今日は、大事な用事でサンフランシスコまで朝から出かけたがタートルネックセーター、背中にカイロ、ガッチリ風を通さないジャケットまで着込んだ。

晴れて空気が澄んで一層寒い

今日は、EDDへ行って来た。簡単に言うとハローワークのようなところ。12月から1月にかけて夫の手術と術後のケアでパートの仕事が出来なかった事に対して給付金を申し込んだ。オンラインで書類を出してから書類が足りないと通知をもらったが必要書類は、オンラインで提出していたはず。一応書類を郵送して状況を確認したくてトールフリーのカスタマーサービスに電話しても全く繋がらない。曜日や時間をずらして何度もトライしたがダメだった。調べるとやはり電話が繋がらなくて困っている人も多いようだ。日本へ行く直前にやっとだいたいこれくらい支払いますと言う通知がやっと来て安心して日本へ行った。

日本で頂いた春のお菓子。アメリカにはない色合い。

日本から夫に電話した際に私宛の郵便がEDDから届いたと言うの開封してもらった。なんとそこには今回の給付金申請は却下と書いてあると言うのだ。

書類も全て出しておおよその支払い金額も知らされてからの却下。アメリカに戻り次第、カスタマーサービスに電話するが全く繋がらない。却下の通知の日付が3月8日。30日以内に申し立てが出来ると書類に書いてある。時間がない事に気づきサンフランシスコでもそこそこ危ない場所にあるEDDに行く事にした。

寒い朝、オフィスに着くとすでに大勢の人が待っていた。番号札を取り待つこと30分。呼ばれて窓口で状況を話す。対応してくれた方が「これはここでは対応出来ないから一階へ行って電話をかけて。」と言う。電話?電話ってあの繋がらないところへかけろって事?と思いながら一階へ移動。このオフィスは移動する度に身分証明書を提示しなければならない。過去に銃撃事件なんかもあったのでセキュリティも沢山いる。一階で「電話をしなさいと言われて来たんだけど。」と言うとじゃあ3番の窓口へと言われた。

3番の窓口に着くと係員の人が電話をかけてくれて受話器を渡された。いやこれってかからないカスタマーサービスって思っていたらすぐに電話が繋がる。ここに来たら電話が繋がるんだと驚きながら状況を説明。今日2回目同じ事をできるだけ落ち着いて話す。隣の窓口ではおじさんが電話口でキレていた。

しばらく待つと申請を処理する係の人が出て来た。本日3回目の説明。こうなったら何度でも壊れたレコードの様に話しますよ。説明すると「じゃあ確認します。この申請期間中は、仕事はしましたか?」と言うので仕事が出来なかったから給付金を申請してるんじゃんと思ったが喧嘩してもしょうがないので「仕事は一切しておりません。」と答えた。すると「じゃあそのことを記録しますね。」と言われた。そしてしばらく待っていると「医療機関からの書類が足りないわね。」と言う。オンラインで申請した時に必要書類はすぐに病院で記入してもらってデジタルでも郵便でもその書類は出しているのでその事を告げると「うーん 4ページ目が開かないのよ。」とおっしゃる。4ページ目だけが開かないと仰るが医療機関で書いてもらった3ページと4ページは一つのPDFファイルで4ページ目だけ開かないなんて事があるのだろうか? 不思議さと不信感がグルグルして来たが「じゃあ4ページ目だけを送りますか?申し立ての書類はいりますか?」と聞くと「4ページ目だけ下さい。」と言う。却下されて30日が経とうとしてるので本当にそれだけで良いのか確認するも4ページ目だけで良いという。本当は、4ページ目も見えてるんじゃねと言いたかったがそこは我慢して電話を切った。スマホではできないので急いで1時間かけて帰宅して4ページ目をデジタルで送った。電話はオフィスに行かないと繋がらない。郵送でもきちんと送った書類は見れないと言う。おかしな話だ。

送らなくても良いと言われたがこれで後で申し立て申請の書類送ってないから却下と言われる事も十分ありうる。書類を準備。前に送った申請書類その中には、見えないとおっしゃる4ページ目もしっかり添えてあと診断名など書かれた書類も足してバスで郵便局へ。速達でEDD本部へ送った。消印と速達を出したレシートで30日経つ前に書類も出した記録になる。

30年以上、カリフォルニアで仕事をしてきて初めて給付金を申請した。企業にいる時は不正に申請しているようなケースも度々見かけた。これがまた却下される事もあり得るけどオフィスに行けばあのカスタマーサービスへ電話が繋がるというすごい信じ難き事実もわかったのでこの件はto be continued って事で。長年、カリフォルニア州にも税金をいっぱいいーっぱいお納めしているので簡単には諦めないぞ。

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