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私のボイチェン構成例2

概要

最近の構成は音に対してはもう殆ど変化が無いんですが、前の記事に書いた時点から変化はしているので、一応記録として残そうという内容になっています。が、言い訳的な注意点があるので、以下に述べます。

・そもそも記事に残すほどの声ではない
・機材が特殊(特定の製品)なのであまり参考にはならない
・ボイチェンかけるときの元の声は変えない派

過去の構成

サンプル音声

全体図

マイク

https://countryman.com/product/b3-omnidirectional-lavalier/

このマイクにする前まではJTSのCM-808というマイクを使っていたんですが、ケーブル引っ張って芯線むき出しにしてしまったので、手持ちで遊んでいたコレに変えました。だいぶ前に買って使いこなせなくて封印していたんですが、今はノイズ除去にiZotopeのVoice De-noiseが使えるので、コレなら良いかな、と思って使っています。

オーディオI/F

界隈でよく聞くBabyface Proっぽいことが3万くらいで出来るやつです。また、後で説明しますがFat ChannelというDSPが入っていて、今はコレにお世話になっている都合上、DAW側の構成がシンプルになっています。制御用アプリのUIが独特で機能を把握するまで大変ですが、慣れれば色々出来て良いと思います。

Fat Channel

RevelatorのDSPです。HPF, Gate, EQ, Comp, Limiter, Voice(Effector)と大体揃ってます。私は今だとHPF, Gate, Limiterだけ使っています。EQとCompはノイズが強調される気がして使ってないです。Voice(Effector)は、普段使いとしてはネタ枠です。

HPF

Gate

Limiter

Gateは以前DeeGateというのを使っていたのですが、On/Offを1/0でバッサリ入り切りするタイプだったので、イマイチだと思っていたんですが、コレだとゆるやかな調整が利くので良い感じです。似たような機能をもったGateのVSTはあると思うので、DeeGateに不満がある方は、そういったものを探してみると良いと思います。

DAW

オーディオI/Fについてたので使っています。乗り換える前はCakewalkを使ってました。Cakewalkでも出来るかもしれませんが、各VSTの遅延時間の表示機能があったり、オーディオI/Fの入出力設定が分かりやすかったり、利点はある気がします。

Voice De-noise

とりあえず入れとけば利くので最早必需品です。設定は頭が悪い設定になっていますが、ノイズっぽいよりは良いかな、と思って利き優先にしてます。

私はドケチなのでReaFirしか使ったことが無かったのですが、アレを使うとせっかくASIOにしても体感遅延があったり、そもそも利きがイマイチだったりしますが、RX7の時に無料配布があってそれ以来コレなしだともう無理だと思っています。フリーの候補としてBertom - Denoiserというのがあるのですが、ちょっと設定が難しい印象でした。

Little AlterBoy

こちらも設定が頭悪いですが、なんだかんだこの設定に落ち着きました。なんか設定値も分かりやすいし、元の声頑張るのも望薄だし、もうコレで良いかな……、みたいな感じです。

元々Roveeを使っていたんですが、Roveeは32bit動作のみで、特定のプラグインと組み合わせるとノイズが乗ってしまうことがあって、コレに乗り換えました。最近だとGFormを使ってる方をよく見聞きする印象ですが、GFormでも良いと思っています。個人的に今挙げた3種は癖みたいなモノがない素直な利きだと思っているので、どれ使っても大差ない気がします。Little AlterBoyだけ有料なのでせっかくお金出して買ったし、使うか、くらいな感じです。

Stream Mix

おそらくVoicemeeter BananaやSYNCROOMの仮想デバイス系をお使いの方が多いと思いますが、Revelatorはハード側に仮想デバイス?があるので安定する気がして気に入っています。似たような機能を持つU22 XTという製品もあるのですが、こちらの仮想デバイスはASIOで使おうとすると遅延があるように思われるのに対して、Revelatorはそういった感じはありませんでした。

まとめ

元の声と収音場所の物理環境と機材の関係があるので、正直コレで完璧!なんて設定は無いな、と思ってしまうのが正直な所です。ただし、最低限気を付ける基本的な点としては、以下が挙げられると思っています。

・発話時はちゃんと聞こえるように-10dBあたりを狙うこと
・大声や咳などでうるさくしても0dBには行かないようにすること
・発話しない時は可能な限り無音に近づけること

あとは発話時の声をクリアにするために、ゲートを切った状態で出来るだけホワイトノイズを抑える設定を探す。というのを私はするんですが、これをやり過ぎると声がモコモコして活舌の悪さと二重苦で何言ってるか分からなくなるので、バランスってどんな問題でも出てくる一番難しい点だなぁ、と思います。

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