90歳の母との暮らしで学んだことと
91の母は同じことを繰り返し話す。主に昔大変だったこと。
今日は何曜日かは1日4回は聞く。
海馬が小さくなり、昔のことは記憶の奥に刻まれているという。
余裕がないと同じ話しばかりしないでよと、つい言ってしまう。
尾ひれがついて話すことには、「違うでしょ」と言って正そうとする私だった。
そこで新聞で読んだ介護のプロのコメント、「私たちは、その方が話すのを手伝うのです」
目から鱗です。内容が正しいかどうかは二の次。
話すことは、高齢者にとっては機能訓練だった!!
今日からは、心を入れ換える。お母さん、同じことでも何でも良いから、思う存分話してください。
私があなたの袋、おふくろになる番が来たのかもしれません。
もっと大きな寛容袋を持つように、一回り大きな人になるようにという、母の最期のレッスンです。
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