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セルフプレジャーと恥。

自分がセルフプレジャーをしてるのを
普通のトーンで話せたのは結構最近のこと。
〈セルフプレジャーについて話すのを恥ずかしがる=女性としての常識〉
やと思ってたから。
大っぴらにセルフプレジャーについて話すのは女性として恥ずかしいことやと思ってた。

初めてセルフプレジャーをしたのは中学生くらい。
性器を触ることに興味をもったから。
私は性欲が強くて、頻繁にセルフプレジャーをしてた。私はそれに対する罪悪感が強くてひとに話すことはなかった。ばれたら叱られると思ってた。

高校生くらいのときに、パソコンでインターネット使うようになって
世の中にはセルフプレジャーをしてる女性が多いこと
セルフプレジャーをすると女性ホルモンが増えて女性の身体にもいいこと
夜寝るためやリラックス目的でするひともいることを知って
やましい気持ちが少しずつ減って楽になっていった。
でも、
〈セルフプレジャーをすることは隠すべきこと〉
っていう気持ちはずっと消えへんかった。
SMbarでも性癖のセッションの仕事でも
性癖の話はするけど
セルフプレジャーをしてることはなんか話しにくかった。
去年の秋ぐらいから、月1~2回
性の女子会を主催しはじめて
セルフプレジャーについて語ることが何度かあった。
みんなもセルフプレジャーをしてること
性について色んな興味があることを知って自分だけじゃないって安心した。
そのおかげで、性の女子会とか他の場所でも
普通のトーンで自分がセルフプレジャーをしてることを話せるようになってきた。


性について話すことを恥やと捉える日本社会や
女性らしく振舞いなさいっていう親からの教育方針が原因で私はセルフプレジャーについて話しにくくなった、とは思うけど、
いっかい自分事としてその理由を考えてみた。

私がセルフプレジャーをしてることを人にいいにくかった理由は
女友達にセルフプレジャーをしてることを話して除け者にされたくなかったから。
男性にはしたない女性とか性欲が強い女性って思われたくなかったから。
親や家族に、普通の女の子って認められたかったから。
ひとと違う行動をとるのが怖かったから。

結局は、私が女性として好かれたり認められたかったから。

男女で集まって性の話になったとき
「美月はひとりでしたりするん?」って時々聞かれる。
そのとき、私が答えるのを恥ずかしがることを暗に期待されてるように思う。
恥ずかしさはプレイには使えるけど、
その期待が自分への圧力になったらしんどいね。

記事を書くことは私にとってその自分を許すこと。
この記事も、自分がセルフプレジャーをすることを心から許すために書いてる。


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