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諦めか折り合いか、寄り添いか。働き方3.0

あらゆることの言い訳に年齢を引き合いに出したくはないのですが、そうは思っていても、明らかに20代と30代の現在とで変わったなーと思うことが増えてきました。

それは例えば
急に出現してきた目の下のシミだったり(ほんとにびっくりした)
疲れやすくなった体だったり、
脂っこいものが食べられなくなったり、
目に見えてわかりやすいこともそうだし、
精神面というか、考え方、生活スタイルにおいても
ちょっとずつ変わってきている部分があって、
ここ数か月ずーっと同じような事をぐるぐると考えていました。


体や肉体面の変化は抗っても仕方のない事なので
それとどう付き合っていくか、シンプルに
自分の中での折り合いをつけやすいのですが、

主に仕事に対してのスタイルとか
気持ちの面での変化というのは
これで良いのか、良くないのか
自分でもよくわからず、
年始くらいからずーっともやもやしていました。



悩み、というかもやもやの種は
上に載せたツイートの通りなのですが
19歳くらいから
10年以上社会人というものをやってきて
これまでは
とにかくがむしゃらに、
ひたすら上(が何を目指すかはさておき)を
目指して働き続けてきて
表すなら”忙殺”という言葉が
ぴったりな暮らし方をしていたのですが
今は心を失い、殺すように働く、

もっと広く言えば
そうやって生きることに否定的な自分がいて。
(仕事自体は変わらずすきですが)

でも、これまでそうやって頑張ってきたからこそ
いろいろとできたこともあるわけで、
そんな風にひたむきに頑張る気持ちがなくなってしまったら
これから自分は衰退する一方なんじゃないか? とか思ったりもして
とにかくこの気持ちの消化の仕方がわからなかったんですよね。

振り返ってみると私の経歴はちょっと変わっていて
19歳の時に社会人デビュー、
学校に通いながら小さい編集プロダクションで編集者として働き始めたのが最初のキャリアなのですが

今思えばあれは仕事…と言えたのかな?とも思います。笑

この時を、
自分の中の働き方1.0と位置付けるのであれば
・とにかく覚えて仕事をこなす
・怒られないように必死
みたいな価値観が大枠を占めていた記憶があって

よい仕事をしようというよりも
まずは社会というものに慣れること、
そしてブラックすぎる現実(笑)にて心が死に

仕事=生活のためにお金を得る場所
という風にしか考えられていなかったような気がします。

そこから紆余曲折あり転職し
23歳~くらいの時には
WEBメディアの編集長という立場で
仕事をしていくことになり
ここからが多分私の働き方2.0。

明確に仕事に対してのスタンスや
考え方が変わった
ターニングポイントだったなーと思います。


仕事=自分がお金を払ってでもやりたいことがお金をもらってできるなんて、なんて最高なんだろう!
って感じ。笑

明らかに考え方が変わりました。

初めてのことだらけだったけど、
やれる範囲も広がったし、
自由に任せていただけた反面
ゴリゴリに仕事していて、
それが楽しかった時期です。



で、現時点がおそらく働き方3.0。今ですね。

そうした経験を経て、今思うのは、
2.0の頃は楽しかったけども、
それ以上に自分にかかってた精神的・肉体的負担も大きかったし、
そのことで自分自身に余裕がなく、
周りにもたくさん嫌な気持ちにさせてしまった過去があるなということ。

今その時の自分を肯定する気はなく、
ずっと反省し続けているのですが、
やっぱり強く思うのはあの頃の自分には戻りたくないってことなんですよね。



5年ほど働き続けたWEBメディアから、
大企業と呼ばれるレベルの規模感の会社に転職して、
ベンチャーとそうした会社では
自分の意志とは関係ないところで
働き方も変えざる得ないところもあり、
そうした時間を3年くらい過ごす中で、
余裕のなさは自分も人も傷つける、
というか誰にとっても
得な結果を生まないということを痛感しました。


余力0までぶっ続けでダッシュで走り切ることが美徳ではなく、心穏やかに自分にも周りにも与えられるくらいの余裕がある走り方ができないと人生というマラソンはやってられないな、と思ったわけでした。

と、すると、
私が自分自身の心配事として
『ひたむきに頑張る気持ちがなくなってしまったらこれから自分は衰退する一方なのではないか』と挙げたこの部分についても
頑張る気持ちがなくなったわけじゃなくて、頑張り方が変わった、自分が長く走り続けられるように(より頑張り続けられるように)方針を変更した ということだけの話なんですよね。



ここまで読んでいただいて、お気づきかと思うのですが
こんな風に書きだしていくことで
冒頭では今の自分自身の考え方に焦りがあったのですが、
これは単純に変化であってそれ自体に良い悪いというのはない
ということに気が付けたので、
今はこのもやもやに対して自己解決しています。
(お付き合いありがとうございます(笑))


変化のタイミングって、いつでもあるわけじゃないから
”変わる”ということに多少の戸惑いがあったみたいで、
最近やっと
”あーそっか、もやもやしてた一因には戸惑いも含まれていたのか”
ということに気が付いたら、
整理されて、気持ちが落ち着きました。(笑)

悩んだり考え込んだりしてしまうと
複雑化させて混乱してしまうけど、
本質は結構いつだってシンプルなんですよね。

このもやもやが付きまとっている間
ほんとに全然なんにも頑張れなくて、
というか頑張りたくなくて
この気持ちが続いたら
自分はやばいかもしれないって思ったんですが、


もう潔く、
頑張りたくないなら
1回全部頑張るのをやめてみよう


って思ったら
すごい気持ちが平和になって、
自分が何に悩んでいたのか
整理する時間が作れました。


明確な目標や夢がないわりに、
10年くらい謎に鬼フル稼働していたけど
これって家電とかで例えたら
一旦寿命になっても良いくらいの期間は
全うしたかなって思ったんですよね。


そう考えると、
今、
少しくらい充電期間に入ったとて
それは必要なことだし
むしろ、
電池がないものを無理やり起動させようとしたって
動かなくて使い物にならないし。
って思ったら、

わたしは何を焦ってたんだろう?
っていう風にも思えて。


人(自分)のことだけど
もので置き換えると考えやすくなりますよね。

30年という尺で考えたら、
まあまあ生きてきてるのに、
まだこういう答えが出ないことで悩むのか、、
と思ってしまいがちだけど


30代で考えたら一年目だし、
人生レベルで考えたら一回目だし、
いろんなことを広くとらえられると、
まあ、悩んで当然か、
って思えるのでおすすめです。笑


多分また数年なのか、しばらく働いていたら
またこういう悩みや考え方の変化にぶつかるときもあるかもしれないのですが

働き方4.0突入の際に
自分が振り返れる記録として
今日のnoteをまとめました。


変化はおそらく成長なので諦めでも、
折り合いでもなく、
寄り添うことが最適解なのかもというのが
現時点での私の気持ちです。

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