ある程度の年月、社会人として働いていると
当然しんどいことも、やめたくなる瞬間も
あーもう無理かもってなることも
たくさんあると思うのですが
でも、たまーにそんなあれこれが
全部どうでもよくなっちゃうくらいの
ご褒美みたいな最高なお仕事も存在すると思っていて。
私にとって今回編集として携わらせていただいた書籍、
『スターにはなれませんでしたが』の制作は
まちがいなく、
そんな宝物のようなお仕事となりました。

2月に発売されたサトミツ こと 佐藤満春 さんの
半生がまとめられた初の自伝的エッセイ
スターにはなれませんでしたが 。

本書は元々は芸人 どきどきキャンプとして
キャリアをスタートさせたサトミツさんが
現在ではレギュラー番組19本を超える大人気放送作家となり、
それ以外にもラジオパーソナリティ、掃除やトイレの専門家など
多数の肩書を持つようになったこれまでの人生や、仕事観、この道にたどり着くまでの様々な葛藤をご本人書き下ろしでお届けしている自伝的エッセイです。
盟友の皆様との特別対談も収録されています。

▼対談協力
・ #オードリー 　 #若林正恭 さん
・ #オードリー 　 #春日俊彰 さん
・ #日向坂46 　  #松田好花 さん
・ #CreepyNuts 　 #DJ松永 さん
・ #南海キャンディーズ 　 #山里亮太 さん
・ #日本テレビ 　 #安島隆 さん
・ #テレビ朝日 　 #舟橋政宏 さん

2月に発売され、発売日に即重版も決まり、しばらくかなり品薄だったのですが現在3刷となっており、お陰様で私の周りの方々からもいつも暖かい感想をいただいていて本当にうれしい気持ちでいっぱいです。

読んでくださった皆様、
制作にご協力いただいた皆様に感謝しかありません。

この本の発売日、2023年2月17日は
サトミツさん45歳の
お誕生日でもありました。

私はこの本に編集担当として携わり、
約1年近く、本作りを通してサトミツさんの働き方、生き様を
間近で拝見させていただきました。

この本のタイトルは【スターにはなれませんでしたが】ではあるのですが
私の中でサトミツさんはブレようがないほどに大スターで。
そんな尊敬するサトミツさんと
こうしたご縁でご一緒させていただけたことを
本当に心から嬉しく思っています。
そしてサトミツさんにはどのくらい感謝してもしきれないほどです。

編集後記と銘打ちましたので、
ちょっとだけ中の人っぽいお話も
記しておくと、、、
制作を進めるにあたり、
最初に考えたのはこの本の軸について。


何度かお打合せを重ね
改めてサトミツさんのお考えを
たくさん聞かせていただくうちに
サトミツさんの中にある、
静かだけど、確かな”熱”のようなものに
私自身とても勇気づけられていることに気が付きました。
（今回のタイトル、およびカバーは
そんなサトミツさんの温かさと情熱が同居した
雰囲気が伝わるとても素敵なカバーだと思っています！）


夢があるわけでもない、真面目にしか生きていけない、
毎日特に楽しくない、
でも別にそれが悪いことではないということ。
何者でもないし、何者にならなくてもいい、
それは妥協ではなく、自分自身がいいと思える
あなたならではの道を見つけよう…
みたいなニュアンスが
伝わる本になったらいいなと思ったし、
それを書けるのは
サトミツさんしかいらっしゃらないなとも思いました。


そして結果的に
きっと読んでくださった方の明日からが
どこかちょっと軽くなったり、
背中を押してもらえたり、
自分を認めてあげられるきっかけになったりする
素晴らしい本になったと感じています。
中の人だから言うわけではなくて、
本当に大切で最高な本です。

押し付けるわけでもなく
自らの気付きとして、ハッとする何かが
得られる一冊だと思います。

もし少しでも興味があるという方は
ぜひお手に取ってお読みいただけたら幸いです。





ちなみにちなみに…

・対談こぼれ話 特別ポッドキャスト
本書と連動し
対談で収録しきれなかった裏話を配信する
podcast番組もあったり…！
（この素晴らしいアイデアもサトミツさんによるものです）

・スターにはなれませんでしたが 試し読み
試し読みとして全五回
ダ・ヴィンチニュースでの短期連載もございますので
よかったらぜひお読みください。

・制作裏話
サトミツさんのレギュラーラジオ番組｢ジャマしないラジオ｣で制作秘話をお話いただいた時の様子

サトミツさんの想い、魂が込められたこの本が
まだまだたくさんの方の手に届きますように。