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身体障害と精神障害の壁

ただの私の葛藤で、
どっちのが良いとか悪いとかじゃなくて
障害のある人もない人も大切にして
分かり合える世の中がいいけど、
全部の理解はむつかしいよねって話です。



身体障害を持つ友達と周りの人の話

私が彼女を「うらやましい」と
嫉妬している話です。

彼女は難病指定の病気の影響で
血液の循環が悪く、視力があまりなかったり
運動に制限があったり、といった障害を抱えています。

周囲の人は彼女を「かわいそう」と、
「そんななかで明るいのがすごい」と言います。

私はどうしても
「大変そうだけど、障害を持ってがんばっているのは
 そんなに尊いこと?」と思ってしまいます。

「私だったら絶対むりだ」とか言う人もいますが
苦しい時期を越えて、この体と付き合っていくことを決めたから、
人に話せるし、できないことを伝えられるのだと思うのです。


彼女が葛藤する時期を乗り越えていることが、
私はうらやましいのだと思います。

彼女の障害が分かりやすく伝えやすい症状で、
「かわいそう」と思ってもらいやすいところにも、
うらやましさを感じています。


精神障害を持つ私と周りの人の話

対して、私の障害は理解されにくく、
「かわいそう」と思われることはあまりありません。

「弱い人」という風に思われていることが
ほとんどなんだなぁと感じています。

「考え方がよくない」とか、「こう考えたら?」みたいな
要らないアドバイスをくれる人もいます。

その考え方、思考に神経伝達物質として
エラーが起きているもの、
脳の仕組みとしてエラーが起きているもの、
障害が発生しているということの
理解がむつかしいのでしょう。

エラーの要因は今までの環境だったり
生まれつきの要因だったりいろいろあると思いますが、
「過去をすべて忘れたら?」という
アドバイスをされているように感じます。

身体障害者の方が葛藤を乗り越えたからこそ
明るくいれるとしたら、
精神障害者の人は葛藤のさなかにいることが
多いのかなぁ、と思います。





違うところと同じところ

身体障害と精神障害って、
困りごとを抱えて生きている人たちのことなのに
どうして違うように捉えられるのかな、と
思いながらこの文章を打っていました。

身体障害者は
「障害をもっているのにがんばっていてエラい」と
思われがちで、
精神障害者は
「がんばったらなんとかなるでしょ」と
思われがちなのかと考えました。

普通から外れていることを「すごい」と思うのか、
普通から外れていることを「変」と思うのか。
「上」に思うのか、「下」に思うのか。

そんな気がします。

私は身体障害者の方に対して、うらやましく思うのは
私自身もそう思っているからでしょう。


最後に


私が身体障害者の方に対して
うらやましさがあるように、
身体障害者の方は精神障害者のことを
うらやましく思ったりするのかもしれません。

それはどんなことを思うのだろうと考えるけれど、
想像するだけで本当の気持ちはわかりません。

でも、分かろうとしてくれる人がいることは
私にとっては支えになりました。

お互い、これから先をどうやって生きていくのか、
どんな暮らしをしていくのか分かりませんが、
いろんな感情を抱えながら「友達」でいたいなと思います。



しっちゃかめっちゃかになっちゃいました。
私の整理用メモだったのかもしれません。

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