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丁寧に生きる

コーヒーとシナモンロールは私を幸せにしてくれる2大アイテム。


息子を保育園に送り出した後、いつも祖母に健康確認も兼ねて電話をしているのだけど、祖母は傾聴ボランティアをしているだけあって私のどんな話も否定せず聞いてくれる。

それをいいことに今日は愚痴ばかり話してしまった。夫の愚痴がほとんどだったけど、祖母はそれをニコニコ聞いてくれた。

電話を切った後祖母に申し訳なかったなと後悔。朝の始まりを愚痴だらけにしてしまった。こうゆう時、私は大体何かに焦っていて先の見通しがたっていない。その場の感情で話してしまう。


20代の頃小さいけど報道の仕事をしていて、人数の少ない職場だったこともあって私が役職をもらったこともあった。

その役職が重いとか他のスタッフのことを考えるよりまず自分が偉くなったような気がしてとにかく自分勝手に振る舞い、結果「真面目に仕事しない人とは働けない」と他のスタッフから言われ独りぼっちになり退職することになった。

その時のことを時々思い出すのだけど、私は辞めた理由は皆が辞めさせたんだと記憶をすり替えてただ辛い思い出にしていた。そうじゃないと自分が否定されるから。それが何より怖かった。

自分をよく見せることに固執してきたんだと思う。

今日、日記を書きながらその時のことをしっかり思い返すことにした。

当時、私は自分以外の人間を認められず、褒められたくて尊敬されたくて実力以上のことをしようとしていた。

見かけもよく思われたいから昼夜働いてとにかく派手に暮らして、地味な生き方をする人を陰で笑っていた。

自分が一番で自分の考えがルール。

当時は家族にも相当嫌な態度をとっていた。忙しいから仕方ないじゃない。自分の稼いだ金で遊んでるんだから好きにさせてとほとんど風呂と寝るために帰っていて家族には見向きもしない。会話も全然なく顔を合わせれば喧嘩が絶えなかった。

そんな人間、誰も守ってはくれないし一緒にはいてくれない。当時私は独りぼっちだった。

報道の仕事を退職して今の職業に就いて、このまま実家に居続けるわけにはいかないと引越しをして結婚、出産を経験してた今、自分を振り返ると随分雑に生きてきたなと思う。

先のビジョンを練らないままスタートすることが多く、途中で問題が起こるとパニックになって誰かに八つ当たりする。それは今もちょくちょくあって私が感じるイライラやうまくいかない感はこの雑な生き方によるものがほとんどだ。

この思考回路は癖の一種。意識していかないとついバタバタしてイライラしてくる。そこで育休の今の時間を使い、毎日午前中に日記を書いて自分の様子を振り返りその後の生活ペースを組み立てるようにした。

瞬発的に誰かに怒りを感じたりイライラしている時はお腹が空いているので我慢せず何か食べる。最近簡単に食べられて長期保存がきくクッキーが好き。食べながらしばらくすると相手には相手なりの理由があるよなぁと思い始めて相手に嫌な態度をとらずに解決できたりする。痩せて嫌な人間になるよりは多少太っても人に対して余裕を持ちたい。

前にも書いた「情熱大陸ごっこ」も午前中に家事をしながらやっている。話しながらやると行動が遅くなるので振り返りになる。

情熱大陸リハビリ…(笑)

そうして少しずつ目標の「ヘラヘラした人」に自然となれたらいいなと。ヘラヘラした人は敵を作らないし、自分を追い込まない。恰好や周りの評価を気にしない。真逆で生きてきた私は妻や母としての今後の人生はそのくらいのんびりやっていきたい。

ヘラヘラしている人は無意識に「丁寧な生き方」をしている人だと気付いた。それってすごく幸せそう。


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