私がネイタルチャートを擬人化するまで

私がこの遊びをするに至ったのは、私が「擬人化がすき」で「キャラクター遊びがすき」で、何より「人の心に興味があった」からです。少しだけお話すると…。


擬人化が好き


新しいことを学ぶとき、新しい概念に触れたとき、それを「擬人化」してキャラクターとして親しむことで、自分の理解の助けにするのが好きです。学生の頃には英語の品詞を擬人化し、料理をするようになってからは調味料を擬人化して遊んでいました。

およそ「役割」と「関係性」が存在する概念はすべて「擬人化」が可能です。そんな概念を見るとうっかり擬人化してしまいますね。Noteという媒体だって、他のSNSと一緒に擬人化できるはず。個人のメディア発信という役割、連携・共有を通した他SNSとの関係性。やだ楽しそう。というかもうやってる方がいそう!検索検索ぅ!

そんなノリで、占星術の概念に初めて触れたとき、「これは擬人化ができるのでは?」と思いました。
ためしにWEBを検索してみると既にやっている方がいた!そしてtwitterで検索すると、いらっしゃるわいらっしゃるわネイタルチャートの天体・サインを擬人化している方々が!
見つけたはしからフォローをしていくうちに、自分も「占星術クラスタ・ネイタルチャート擬人化グループ」の末端で遊ぶ人になりました。


キャラクター遊びが好き

小学生の頃から、頭の中で物語やキャラクターを作るのが好きです。自分ひとりで想像するのが主ですが、一時期は他の人が作ったキャラクターと自分のキャラクターでお話を紡ぐ遊びもしていました。
キャラクターは作りこむほど意志を持ち、私の思惑とは別のところで考え・感じ・行動をします。ですがそれは、私の心と不可分でもあります。

別人のようで繋がっている、繋がっていても私ではない。

キャラクターを通して、自分自身の一面を垣間見ることが興味深く、また、キャラクターが自分自身の在り方に影響を与えることも経験として実感しています。

自分で作ったキャラクターに自分の憧れるファッションをさせたことはありませんか。逆に、キャラクターのテーマカラーを軽率に身に着けたりしませんでしたか。
私はした。

キャラクターに自分の話したいことを代わりに話してもらったことはありませんか。逆に、キャラクターの口癖がうつったことはありませんか。
私はある。

キャラクターの人間関係に現実の交友関係を反映させたことはありませんか。逆に、キャラクターの人間関係が現実に影響したことはありませんか。
私はある。今のパートナーがそれです。

自分とキャラクターが影響しあい、生活に、ひいては人生に変化がありました。

ただ、意識しないところでキャラクターと作者が強く影響しあうことは、場合によっては好ましくないと感じます。現実と虚構の区別があいまいになると地に足がつかなくなりますし、交流系キャラクター遊びの場においては大いにトラブルの元です。

ならいっそ、「意識して」影響を与え合うキャラクターを作ってしまうのは?現実に影響を与えることを前提としたキャラクターと、そのキャラクターのためのクローズドな世界を作ってしまうのはどうか?キャラクターを、現実をほんの少しだけ変えるツールにするのは?

これが、私のネイタルチャート擬人化の発想の大元になります。


人の心に興味

小学生の中~高学年の頃、将来の夢は「心理カウンセラー」でした。今考えると、子どもが抱く将来の夢にしては少し重い職業だと感じますが、そのくらい、子どもの頃から私の興味関心は「人の心」にありました。
それもあって、キャラクターと心の繋がりに注目したのだと思います。

ただ、人の心理を学ぶ機会はほとんどありませんでした。大学生の頃、心理学の授業をとりましたが、私の知りたいことは分からなかった。そもそも自分は何を知りたいのか?具体的につかめないままでしたが、ある時、求めるものに近しい概念に出会います。

「インナーチャイルド」です。

子どもの頃の未消化な感情が、当時の自分の姿で心の中に取り残されている。それをインナーチャイルドと呼ぶそうです。その概念に興味をひかれたことを考えると、私はおそらく、自分の心にメスを入れて部分ごとの形を観察し、不具合があるのなら調整をしたい思っていたのでしょう。

そして「インナーチャイルド」という概念を知ったのと同時期に、一冊の本に出会います。
ある時期の、もしくはある部分の自分の心を擬人化して、内面でコミュニケーションをとりながら、自分の人生を創っていくという手法を紹介した本です(スピリチュアル色が濃く、少々癖も強いですが、興味深い内容です)。



まさに、私のやりたい「自分の心を部品ごとに観察・調整」できる方法を紹介している本でした。
占星術を知るより前にこの本に触れ、心の一部を擬人化したキャラクターを通して自己を分析する手法を知ったのです。
これを「天体」というガワを借りて行っていきたい、というのが、私のネイタルチャート擬人化のスタートでした。



いかん真面目っぽい。いや実際、動機はそこそこ真面目なんですが、あくまで遊びとして楽しんでます!

次回はこの遊びを通して、私がどんな効果があったと感じているかをお伝えしようと思います。待て次号!

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