2024年1月3日の日記

 こんにちは。2024年ですね。だから何だという感じもあるが、私は今年が2024年であることが非常に恐ろしい。今年は烈車戦隊トッキュウジャーの放映開始10周年だからである。戦隊番組は、やる代もあるしやらない代もあるが「10 years after」と称した記念映画やドラマなどを作る場合がある。トッキュウジャーの場合、これを作るにあたってもっとも難しそうなのが横浜流星さんが忙しすぎてスケジュールが抑えられなさそうという点だ。10年前はまさか自分の推している俳優が10年後に一番売れているとは思っていなかった。
 昨日はテレビでボーッと箱根駅伝を見ていたのだが、みんな頑張って走っているなァという感じで正直特別な感情は湧いてこなかった。早稲田の5区の工藤というメガネの選手が「山の名探偵」「早稲田の山問題を解決に導いてほしい」と言われていてそこだけ面白かった。そういえば安室の女って今どこにいるのですか? 昨年のねほりんぱほりんの「夢女子」特集があと4年早く放映されていたら絶対に「安室の女」が混ざっていたと思う。もう安室はいいんですか? 皆さんゲゲゲの鬼太郎に夢中ということでしょうか? 私はずっと同じゲームの話をしているのに皆さんはいろいろなコンテンツを見ていて本当にすごいと思う。
 年越しは寝て過ごした。カウントダウンコンサートの放送がないとやることがない。21時にはもう就寝していた。毎年お正月の朝といえばツイッターでカウコンの構成に対してああでもないこうでもないとグチグチ騒ぐものだと決まっている。それがないのであれば起きている価値すらもない。昨年の「王子様5で堂本光一をセンターにしないのはどうなんだ問題」で盛り上がっていたインターネットが今や懐かしい。ジャニー喜多川の存在はキャンセルされ、紅白にも誰も出演せず、カウコンもなくなり、あと突然福本大晴が辞めた。ほんとになんで? 外患誘致罪とか私戦予備及び陰謀罪にでも抵触したのかというスピードで解雇されている。

 お正月は母に実家に来ないかと誘われたので電車で20分の距離にある実家に行った。近すぎるので帰省という感じでもない。移動。
 両親ともに実家との交流がほぼないため、私は年末年始に父や母の実家に帰るという経験をしたことがない。両親宛に友人からの年賀状が届いているのもあまり見たことがない。母宛に届いていた人間からの年賀状は友人1通だけであった。あと枝豆農園から年賀状が来ていた。これは母が晩酌の際に枝豆しか食べないことに起因している。
 実家に行ったはいいが、別にやることがあるわけでもないのでテレビで母が撮り溜めていた坂本龍一関連の番組と「映像の世紀バタフライエフェクト」を見て過ごした。「チャーチルVSヒトラー」と「ヒトラーVSチャップリン」が面白かった。面白かったのだが、私は現代の人間なのでチャップリンの作る無声映画を見てもドタバタしているなァとは思うのだがどこが笑いどころなのかわからない。正直、ここがこうだからこういう風に面白いんですよ、という解説がほしい。もはやチャップリンとかって教養の域に達している気がするため。
 母が「サッカーを見たい」というのでリモコンを操作してNHKをつけてあげた。母は自分でテレビのリモコンを取り扱うことができない。すべてを子供に依頼している。
 日本VSタイのサッカーをぼんやり見ていたら森保監督のインタビューの途中で緊急地震速報が鳴り、番組が強制終了してニュースになった。その後は皆さんご存知の通り。
 日本に住んでいる以上、災害が多いのは仕方ないのだが、やはり地震や火災ですべてが無になる映像を見ると新年早々「がんばったってダメな時はダメになるんだから仕方ないよなァ」と虚無主義的な気持ちに覆われる。北陸に住んでいる読者の方、あたたかいところでインターネットができていますか? ご安全に。

 2023年は劇団「地蔵中毒」の本公演がなかった。少し寂しい。フルサワさんとの一件もあり大谷さんもいろいろと思うところがあるのだろうが、今年はまた地蔵中毒の作る無教訓意味なし演劇が見たいなァ。
 メンズコンカフェ通いも終わったので、今年はまた小劇場あたりをうろうろと徘徊する人間になろうと思っている。あと、今年の目標は「落語の公演に行ってみたい」。昨年は「そういやオペラって見たことないな」と気づいて人生で初めてオペラを見て案外楽しめたので、落語を見てみたい。どんどん趣味がおじさんみたいになっていくな。K-POPもNewJeansしか好きじゃないし。おじさんみたいな感性をしている。

 年末年始で少し時間があるので、矢沢永吉の名作自伝「成りあがり」を読んでいる……のだが、申し訳ないのだがものすごくわかりづらい文章で飲み込むのにかなりの時間がかかる。話の前後の流れが突飛というか、口述筆記を整えずにそのまま出しちゃった感じというか。しかしこの本が全国の不良少年・少女たちのハートを突き動かしたということで、どうにかこうにか読み終えて履修しなくてはならない。がんばるぞー。
<終>

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