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2020/8/26 LAMP IN TERREN 定期公演「SEARCH ONLINE 2」

7月からオンラインという形で再開された、定期公演SEARCH。「月末にSEARCHがあるから!」と踏ん張ってこられた以前の生活が、少し形は違えど戻ってきたような気がして嬉しい。
毎月ライブで最新の彼らに会えるのが楽しみで堪らない。

待機しながら「"Beautiful"聴きたいな〜」と思っていたら、まさにその曲から幕を開けた『SEARCH ONLINE 2』。
雷のように明滅する照明。激しさを内包するこの曲が、本当に美しくて大好きだ。画面がグワングワン揺れるカメラワークも、サビの爆発力を表現していて最高だった。

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イントロは雷の照明を引き継ぎ、大さんの歌い出しと同時に光が差して視界が開けた"at(liberty)"。
この曲はとにかく真ちゃんのギターが素晴らしかった。私がテレンを聴き始めた頃の真ちゃんのギターの印象は、ボーカルを立てて曲にそっと彩りを与えるようなイメージ。「俺が俺が!」っていう演奏じゃなくて、それが心地良いとすら思っていたけれど、最近の真ちゃんはどうもそれだけじゃない。ライブを重ねる毎にアレンジに磨きがかかって、自己主張が強くなった。もちろん良い意味で。「俺のギターを聴けよ」って、音に呼ばれているような気がしてしまう。

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ロックなセトリと言うなら"Is Everything All Right"は外せないな。現状、私が足を運んだ最後のライブで聴いたこの曲が、未だにずっとずっと離れなくて。次にライブハウスで「(幸せに)なりたいなりたい!」と叫べた時に「ああ、ようやく戻って来られたんだな」って私は思うんだろう。
真ちゃんがニコー!って笑いながら演奏しているのを見て、ライブできるのが楽しくて堪らないんだろうなあと思った。

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大「こんばんはLAMP IN TERRENでーす」
真「こんばんはっ!」
大「『SEARCH ONLINE 2』へようこそ。観れてるかな?」
真「観れてるかな?」
大「どうなん?」
真「どうなん?」
(復唱する真ちゃん可愛い)

「前回初めて配信ライブをやってみて、その感触がすごくよかった」と話しながら、3曲目にして息が上がり、汗びっしょりになっている大さん。
「一生懸命やりますんで、最後まで一緒に楽しみましょう。どうぞよろしく」


2ブロック1曲目、油断していた私に"亡霊と影"は完全に不意打ちでした。
私がタブ譜と動画を観ながら練習したベースライン。うっとりするほどかっこいいな。コーラスしている健仁さんの横顔を近くで観られるのは、配信ライブならではの特権ですね。アウトロで叫ぶような健仁さんの表情が映った時、メモにただ一言「健仁さん優勝」と殴り書きした。

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エフェクターをカチカチと踏んで、大さんのギターの音色で景色がガラリと変わる"ボイド"。
この日は高い声が少し出しにくそうだったので、こんなに高音で張らない"ボイド"は久しぶりだなあと思いながら聴いていた。優しくて儚げで、これはこれで結構好き。
真ちゃんはこの曲でもカメラに抜かれる度にいい顔をしていた。サビの迫り来るようなドラムが好きです。

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大さんの入りのギターリフがかっこよかった次の曲。曲始めの雰囲気がライブにおけるあの曲と似ていて、恥ずかしながらかなり取り乱してしまったが、その正体は"Sleep Heroism"だった。昔の曲も組み込まれているセットリストは、普段のSEARCHっぽさもあって嬉しい。
この曲の歌詞がとても好きなので、ライブでちょくちょく演ってくれるのありがたいなあ。テレンはいろんな時期の曲をライブで満遍なく演奏するタイプのバンドなので、セトリが予測できなくて楽しい。("ゴールド・ルーズ"の頻度がもう少し増えてもいいよ)

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大「楽しんでおられますでしょうか〜」
真健喜「「「…………(コメント見てる)」」」
大「気抜いたら誰も喋らないんだよねーうちね。本当に、お客さんいないんだから。喋ってもらわないと、間がもたないから俺の。俺のな」

健「『最高にかっこいいテレンをありがとうございます!』こちらこそゥ!ありがとゥ!」
大「なんて?(健仁さんと肩組む)…真ちゃんモザイクじゃなくてよかったって(笑)。Twitterのことだねこれは。自撮り上げるって言って俺のこといじったんだよあの人」
真「いじったわけじゃね〜よ…」
大「俺がさ、自撮り上げたのよ、髪切ったっつって。で同じ日に真ちゃんも切りに行ってたんだって。そしたら引用リプライで「俺も自撮りなど上げてみようか」みたいな感じのきて、「お!いいじゃん!」と思って待ってたの。したらね、モザイクの写真上げて「恥ずかしいもんだな」って言うわけ!したら恥ずかしげもなく俺がさ!自撮り上げたわけよ!」
健「wwwなるほどね!お前は何の恥ずかしさもなく自分の写真を上げてんのかってね!w」
大「髪切ったよ見て!つって上げたのに、あの人は「恥ずかしいもんだな」って言うわけよ!どう!?いじられてるよね!?」
真「いやいやいや…」
大「恥ずかしげもなく上げて、あの…お疲れ様です(笑)みたいな感じに受け取っちゃって、俺はもう1人ベッドの上で泣いたよ?昨日」
健「どうすか?その辺は」
真「いやなんかその、傷付けてしまったならごめんとは思うけど、いやは、恥ずかしかやろ!😡」「近かー近かー!って思って頑張りよるわけですよ。まあでもごめんとは思うけど」
大「ごめんとは思うけど恥ずかしかったんだね」
真「そう」
大「可愛いんだからほんとに」
真「いやいやいや、あのね、そういうんじゃないんだよな…(不服そう)」
大「真ちゃんが昼くらいに行った時にその話になったらしいんだけど、俺基本的に予約できない人なのよ美容室」
健「出た!俺もその人のところ行ったけど、言ってたよ、「あの人は予約をしない!」って。俺だってわざわざ ホ ッ ト ペ ッ パ ー ビ ュ ー テ ィ ー から予約して行ったもんね、ちゃんと」
大「俺できないの予約(笑)。その日「あ、今日髪切り行こ〜」みたいな感じで。今切ってもらってるスタイリストの人はかれこれ1年くらい一緒に仕事してて(中略)1年も行けばね、もう慣れたんだろうね。ガチャって扉開けた瞬間に「やっぱり」って言われた。そんなこと言われることある?美容室で『やっぱり来た」みたいな」

大「あとは夏ですね。どうすか、夏いかがお過ごしですか皆さん」
喜「いやあのね、夏らしいことができてない」
大「俺紫外線アレルギーなんだけども、肌めっちゃ弱いわけよ、要するに。アレルギー出るくらいだからね。日差しが痛いと感じたことある?」
喜「ない。逆に日差しを受けるとエネルギーが漲ってくる(`・ω・´)」
大「そうじゃんそうじゃん、みんなそうじゃん!マジで痛いの最近!コンビニに行く時半袖で行こうとしようもんなら、もう身体中が痛くて」
喜「俺もうタンクトップだよ」
大「ヤバイよ本当に。もう夏ダメ、俺。痛い…」
真「でももう終わるんじゃない?もう暑さのピーク過ぎたんじゃない?」
大「いや9月まで暑いよ」
喜「いやでもねなんか、8月もう少しやん?ちょっと俺ね、今ね高校生の夏休み気分で、いや夏休みをしてるわけじゃないんだけど、あともう少しで8月が終わるっていうこの…なんちゅうの」
真「8月の下旬ってちょっと切ないよね」
喜「そうそうそう…」
大「では、8月の下旬に送ります…」
喜「嘘でしょwwwww」「本当に行くの?w」
大「行く」
喜「本当に?www」
大「行く」

繋がりが良いのか悪いのかよくわからないMCから、"heartbeat"へ。直前までケラケラ笑っていたのに、鼓動の音が聞こえてきたらスッと表情が変わるのかっこよかったな。
足下の照明が鼓動の音に合わせて点滅する演出が良い。画面越しだけど健仁さんがオーディエンスを煽る仕草をしたのが、いつものライブみたいで嬉しかったです。

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"花と詩人"は初めてベースでコピーした曲なので、ベースラインを追いながら聴けるのが心地良い。
ネオンサインを正面から引きで映した時、周りに虹ができているように見えてとても綺麗だった。あの虹が見えていた人が、私以外にもいたらいいな。

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虹から繋がるようにして、雨が降った。余談ですが、虹は雨上がりだけじゃなくて、これから雨が降るって時にも見えることがあるそうです。
"雨中のきらめき"。大喜さんのドラムのビートから始まって、真ちゃんのギターが空間を作り出す。1番Aメロのベースは、雨粒が地面で弾ける音みたいだ。
大さんが「震える冷たい指」をグ、パ、ってして鼻の頭を擦って、「いつから雨だっけな」と天を仰ぐ仕草があまりにも自然だったから、歌っているというよりも演じているように見えた。

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大「喋りすぎるとだれるよね」
健「ちょっとさっき喋りすぎたね」
大「もうやろうか次」
真「ごめん…(小声)」
喜「でもさ、ちょごめん一ついい?意外とさ、"heartbeat"さ、なんかちょっと夏の終わりっぽかったって感じたの俺だけ?」
真「あ、わかるわかる。なんか突拍子もないこと言い出したなって思ったけど、意外となんかちょっと切ないみたいなね」
喜「結構合ってたわ」
大「計算通り…😏」

「後半戦始めます」

前回の『SEARCH ONLINE』では"I aroused"でモノクロの画面が色を取り戻したのに対し、今回は"I aroused"でカラーだった画面がモノクロになる演出、天才の仕業でしょうか。世界が反転したみたいだった。
この曲はいつだって目醒めの曲。感覚を揺すり起こされてハッとする。もう何度も聴いてきた曲なのに、毎回初めて聴いた時と同じだけの、震え上がるような衝撃を受けるの、とても不思議。

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"New Clothes"がやっぱり大好きだ。ライブで聴くこの曲が特別好き。
"New Clothes"は私にとって弱さと強さと覚悟の歌で、全部に勝って地に足つけて真っ直ぐに立つ姿の象徴だと思っている。
生のライブで聴いて、拳掲げたいなあ。その覚悟に応える姿を見せたいんだよ。

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「レディース&ジェントルマン、オンベース、中原健仁!」
カメラの前に歩み出る、スーパーかっこいいベーシスト。ここのフレーズ弾いてる時、自分がかっこいいのわかってる顔してて好き。
「はい画面の前の皆さん!どちらが頭おかしくなれるか対決しますよ?」
って"凡人ダグ"の時の決まり文句だけど、この日は過去一で最強の松本大だった。圧倒的に勝ちにきてた。表情がクルックル変わって、可愛くてかっこよくて、狂気。
真ちゃんのギターソロもアレンジが効いてて、狂気的なかっこよさ。何度も何度もアーカイブで聴きながら、決められたフレーズを綺麗に弾くことだけが技術じゃないんだということを改めて考えた。真ちゃんは今めちゃめちゃギターが上手くなっているところで、技術と共に自由を手に入れたのかもしれない、なんて思ったり。

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大「しんどーい!(床に突っ伏す)」
(健仁さんもかなり息上がってる)

健「『真ちゃんのアレンジが爆発してるね今日』!」
真「ばーくはつしちゃったねえ!(笑)ちゃんと弾いてないよ(笑)」
健「みんな負けたっつってるわ。勝ったらしいぞ俺ら(笑)」
大「だって絶対画面の前の皆さんは俺より汗かけないもんね。絶対俺勝つもんね」「見たか!」
健「『狂ってテーブルで膝強打しました』(笑)勝ってる勝ってる。あなたは勝ってるわ」
大「そんなに痛くなかったもんな、俺たちは。なんか怪我したわ俺は。指を(笑)」

喜「オンラインライブならではのパフォーマンスがいろいろあんじゃん。さっきもさ、本番前にそれぞれソロとか見せ所を、カメラの前に行ったり、わちゃわちゃしようぜみたいな。俺はその話し合いに参加できないわけじゃん」
大「そうだね。だってお前無理じゃん」
喜「俺は座ってるしかできないからね…」
大「だから、世の中のマイクが全部ワイヤレスになったら、お前を台車に乗せて俺がこうやってやってあげるよ(台車を押す人)」
喜「いやちょっと待ってお母さん泣くわそれww」

喜「あとさ、ライブ映像見ながらライブするっていう、これおもろくない?」
大「おもろい」
真「見てるとたまに自分と目合う瞬間みたいな」
喜「まだないな…」
真「まだない?たまに奇跡起きるとね」
大「そんなこと言うと次あるかもしんないぞ。真面目な曲だけど大丈夫か?」
喜「大丈夫だよ?」
大「今からやる曲でお前が目合うかもしれないよ?ディレクター(川崎さん)が大喜多めにしてあげよーみたいな感じよかったね大喜!😊」
喜「ちょっと待ってww話がポンポン進みすぎやろwww完全フリじゃんw」
大「絶対俺のがいっぱい映るもん😤」
大「こいよ💪」

大さんの挑発に応えるような表情で、いつもより多めにスティックを回す大喜さん。たまに"BABY STEP"やる前に「次は真面目な曲」って言うの、なんかちょっと好き。
開始早々大さんに顔を覗き込まれて笑っちゃってる大喜さんだったけれど、キリッとして負けじと大さんを見つめ返す。仲良しかよ。
この曲で、大さんがステージから注ぐ照明の方を振り向いていた姿が印象に残っている。"BABY STEP"は、聴く人を光の下に導いてくれる歌だと思う。

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大「(紙を受け取る)えーーー!!?」
健「なに?」
大「『今日ど頭"Beautiful"の音が欠けてしまいました』」
健「出たーーーー!!!!マジかよ!!!!」
(↑健仁さん、この日一番の大声)
前回の『SEARCH ONLINE』といい、テレンの配信ライブにはトラブルが付き物らしい。対応の速さには信頼を置いているので、こっちも笑い話で済んでしまうんですけどね。いつもありがとうございます。
誰も悪くないことだから「ごめんな、なんか」「なんか「ごめん」ごめんねーなんか」「ごめん」って、全員煮え切らない謝罪をすることしかできないのが、なんだか可笑しい。

「告知をしてくださいだって。ワンマンツアー2020『Progress Report』、まだオンラインライブしなきゃいけないくらい生のライブも遠いわけなんですけども、ぜひ勇気出して遊びに来てほしいですね。ま、無理強いはできないんだけど。せっかく会える機会で、キャパシティとかをかなり狭くしてソーサル、ソーシャルディスタンス、ソ、ソーシャル○%¥△×…でやるんだけども」
「今日はすごいロックバンドみたいなセットリスト作ってやってるんだけども、実はアルバムが出ますよと、我々。10/14に『FRAGILE』というアルバムが出ます。意味は"壊れやすいもの、脆いもの"という意味で、よく皆さん荷物運んだり、お引越ししたり、物が届けられたりすると思いますけど、その段ボール、大切なものが入っている時に、グラスが割れているマークのステッカーとか貼ってあったりすると思うんですけど、それとおんなじ意味です。このご時世もあって、本当はすごいアグレッシブな"ロックバンド!"みたいな感じのアルバムを作ろうと思っていたんだけど、このコロナ、自粛みたいな、家に縛りつけられる日々の中で、寄り添えるものを。自分も壊れそうになったし、多分たくさん壊れそうになってる人がいるから、いるはずだから。せめて離れていても繋がってるよっていう、思えるように、そういうアルバムを作りました。だから、大事に扱ってほしくって。CDショップに届く時も、置かれる時も、発売日に皆さんに郵送される時も、受け取る時も、送る我々も、大切に扱いたくて『FRAGILE』というタイトルにしました」
「そのツアーが『Progress Report』。"進捗報告"という、まあ要は、どっちかっていうと経過報告というよりも、このコロナの期間自分たちが音楽を作ったり、いろいろ考えあぐねていく中の、この期間だからこその報告。こういう風に思うよ、こういう風に考えたよっていうことを、ライブで伝えられるツアーにしたいと思ってます」

壊れやすいものだから『FRAGILE』と名付けるのではなくて、大切に扱いたいから"脆いもの"と名付けるところを、愛おしく思う。
これから届けられる『FRAGILE』というアルバムが、一つ残らず大事に大事に扱われるといいな。大さんの、テレンの、優しい気持ちを寄せ集めて作ったこのアルバムが、壊れそうな誰かの心を守ってくれるといいな。大好きな人たちに会えなくてずっと寂しかった私の心も、救ってくれるといいな。
ようやく新しい約束ができたことが、とてもとても嬉しいんです。無事にツアーで会えたら、会えない間どうしていたのか、たくさん教えてください。私はあなたたちを1日たりとも忘れたことはなかったよ。

大「その中(アルバム)から今日は、初解禁の曲を1曲ね、やるわけなんですけども。これ4年前に作った曲なんすよ、実は。自分の幼稚園からの幼馴染みがいまして、タクマくんっていうね。今東京にいて、普通の仕事、サラリーマンみたいなこと(営業)やってるんだけど、その話を聞いた時に「じゃあお前に1曲作るよ」っつって1曲作ったことがあって。それが長いこと「ここじゃないな、今じゃないな」と思いながら眠ったまんま4年が経過し、『FRAGILE』に収録されることになりました、なんと。4年の時を越え」
大「一応なんかせっかく配信観てくれてるから教えとく?既発曲何入るよって。聞きたくないかな?」
健「やーーめた方がいいんじゃない…?」
真「まあまあまあまあ明日…(発表あるしの意)」
大「……"ほむらの果て"は入らないよって言っとくわ(笑)」(言うんかい)
大「それは次回作に期待みたいなとこありますね」

大「じゃあやりますか!」
喜「やっぱ新曲ってさ、マジであれだよね。ちょっとドキドキしちゃうよね」
健「かなりね」
真「歌詞本当、歌詞聴いてほしいな」
健「ね」
大「これめっちゃストレートよ。友だちの話を聞いて作ったって言う割に、めっちゃタイトルもストレートなんですけど」
健「すごく好きですこれは」
大「やりましょうか」
健「ヘイ!」

「はい!では聴いてください。
"ワーカホリック"というタイトルです」

明確に"誰か"をイメージして書かれている曲なだけあって、見えてくる景色も感情も具体的。でも私は、タクマくんのために書かれたこの曲を聴いて「これは私の歌だ」と思った。同じことの繰り返しでしかない毎日に疲れて、仕事に行きたくなくて、朝が来てほしくなくて。

「我がもの顔で聴いていいんだよ」

ライブの2日前に、この曲とは関係ないところで大さんがツイートした言葉が、確かな説得力を持って私に響いていた。
普遍的な憂鬱、私は特別ではない。特別ではない代わりに、私は独りではないのだと思う。

"ワーカホリック"を自分ごととして聴くことができなかった人もいると思う。例えば歌われている情景が、現状の自分とかけ離れているからという理由で。
こんなことを言うのは出過ぎた真似かもしれないから、聞き流してくれても構わないのだけれど、私はこの曲を"あなたの歌"でもあると思っている。

でもたまにそんな時に限って
都合のいい幸福が降ってくんのよ
もうちょっとだけ耐えてみようって思わせやがる

私はここの歌詞を聴いて「これって人生のことだ」とも思った。死にたい。消えたい。と思う日々の中で、都合のいい幸福が「もうちょっとだけ耐えてみよう」って思わせやがったから、それを繰り返していたら、死に損なってここまで生き延びてしまった。都合のいい幸福っていうのは、例えば大好きなバンドのライブに行く予定ができたとか、新譜が発売されるとか、生き長らえる理由なんてそんなもんでいいんだよな。

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私は私の場所で、とりあえずは日々を投げ出さずに頑張ることにします。再会の日はきっとそう遠くないと信じているから。


MCたくさん書いたら長くなりすぎてしまいましたが、ここまで読んでくれたあなたへ、ありがとうございました。

「またお会いしましょう。それでは。おやすみ」

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1. Beautiful
2. at(liberty)
3. Is Everything All Right
4. 亡霊と影
5. ボイド
6. Sleep Heroism
7. heartbeat
8. 花と詩人
9. 雨中のきらめき
10. I aroused
11. New Clothes
12. 凡人ダグ
13. BABY STEP
14. ワーカホリック