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この4月から学校管理職になる方へ

 先日、「新任の学校管理職にとって大切な、たった一つのこと」という記事を書いた。もちろん、学校管理職が大切にすべきことは数多くあるだろう。だが、その基盤になることは、この記事の内容に凝縮されていると思う。

 ただし、元「新任の学校管理職」としてもう少しアドバイスをするとすれば、中原淳氏の『駆け出しマネジャーの成長論』は読んでおいたほうがいいだろう。

 実際になってみればわかることだが、教員から学校管理職に昇任をすることは、まるで「転職」をするようなものだ。そうした昇任後のリアリティ・ショックを緩和し、教頭・副校長として前向きな気持ちで仕事をしていくためにお薦めの本である。

 本当は昇任前に読んでおいたほうが望ましい1冊だが、「なってから」読んでも手遅れではない。また、一度読んだとしても、しばらく経ってから読み返してみると、初読のときには気づかなかった新しい発見があるだろうと思う。


 蛇足として、私自身が「新任の学校管理職」だったときの思い出について書いた記事を紹介しておく。学校管理職としての実務には何の役にも立たないだろうが、疲れたときや落ち込んだときの息抜きにはなると思う。


「学校教育を変えたい」という強い想いをもって学校管理職になる方。
「誰かがやらねば」という使命感から学校管理職になる方。
「何となく、流れで」学校管理職になる方。

 教頭や副校長になる理由やきっかけは様々だと思う。だが、その理由やきっかけは別として、この仕事が「やりがい」のあるものであることは間違いない。

 たしかに多忙を極める時期はあるかもしれないが、想像している以上にクリエイティブな仕事でもあるはずだ。

 新任の学校管理職の皆さんのご活躍を心からお祈りしたい。

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