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カオス

 横浜市内最大の図書館である横浜市中央図書館は、京浜急行の「日ノ出町」駅から徒歩5分ほどのところにある。

 駅から中央図書館に向って歩き始めると、いきなり左手にストリップ劇場が見える。

 中央図書館と隣接する野毛山公園の中には「野毛山動物園」もある。横浜市内の小学1・2年生にとっては、遠足の目的地として定番の動物園だ。

 だから、動物園に向かう小学生の一団が、ストリップ劇場の横を通り抜けることになる。

「先生、ここ何のお店?」
 という小学生の無邪気な質問に対してどう答えるのか、教員のセンスや力量が問われるところだ。

 ちなみに、一つ隣の道路沿いには、神奈川県内で唯一の「ゲイ専門」の映画館もある。

 また、図書館のすぐ近くには、昭和時代のレコードやグッズを扱う「昭和堂」が店を構えている。

 図書館が扱うのが「表文化」だとすれば、この店は「裏文化」の拠点ということになるだろう。

 これが蔵書数150万点を誇る横浜市中央図書館の外観である。

 中央図書館からは「みなとみらい地区」も徒歩圏内にある。

 他にも半径1km以内には、野毛の飲み屋街、大衆演芸場の「横浜にぎわい座」、JRAの「ウインズ横浜」などなどが・・・。

 ・・・横浜の街って、カオスだね。

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