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祭りの準備

 勤務先の大学では、明日から大学祭が開催される。今日は言うなれば「祭りの前日」である。

 ・・・私が大学生だったのは、もう40年以上も前のことだ。横浜市内にある母校でも、この時期に大学祭があった。

 1年生のときは、所属するクラスで模擬店をやった。と言っても、実行委員などの主要なメンバーだったわけではないので、前日にテントを張ったことや当日に接客をしたことなどについて断片的に覚えている程度である。

 その後、1年生の冬に演劇サークルに入り、2年生と3年生の大学祭では公演を行なった。

 一応、どちらの公演でも台詞のある役を演じたのだが、今でも記憶に残っているのは前日までの準備のことのほうだ。

 連日、夜遅くまで稽古を続けたことも印象深いが、それとともに、宣伝用のチラシに載せる広告をとるために市内の店や会社を回ったこと、チケットを買ってもらおうと知り合いに片っ端から声をかけて回ったこと、隣の部屋で演奏するバンドの関係者と防音対策について交渉したこと、などなどだ。

 こうした経験がその後の人生に少なからず役立っているのかもしれない、と考えたりもする。

 演劇サークルは3年生の終わりに引退したので、4年生の大学祭では後輩たちの公演を観にいった。おそらく同期のメンバーと一緒に差し入れを持って訪れたはずなのだが、あまりよく覚えていない。


 ・・・活動に対して主体的に関わったかどうかが、その後にどのような影響を与えるのか?

 自分のことながら、こうして振り返ってみると興味深い。

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