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「ひ・よみ」こぼれ話その6…10年ぶりの「麻賀多神社」2

前回は「10年ぶりの麻賀多神社」と言いつつ、
まだ到着しないうちに話が終わってしまいました。

今回は次の日曜に投稿しようと考えていましたが、かなり分量が多くなりそうで、後がつかえてしまうので、急遽本日投稿することにしました。

では、気を取り直して、最終目的地の麻賀多神社に向かいます。


・鳥居から神社へ

しばらくは、沼の入り江を干拓してできたであろう田んぼの北側を歩きます。藪には枯れかかったホシダが目につきます。

田んぼの行き止まりにお寺があり、ここから上がったところに麻賀多神社(下社)があります。

こんなに近いところにあるので、
江戸時代には、このお寺で麻賀多神社を管理していたのでしょう。

以前来た時には、日差しを遮るものなど無かったのに、
今では見透しが悪くなるほど、木々が多くなっています。

本堂の左手を上がっていくと、麻賀多神社です。


・到着

麻賀多神社の前の道も交通量が多く、気を付けて渡ります。

鳥居をくぐって、右手の手水舎は水が出ていました。
近頃は都合で使用禁止になっている神社が多くて困ります。

以前とは異なり、参拝の方が多く見受けられます。
社務所は1日と15日しか開いていないはずですが、
利用者が多くなったので、お掃除がてら監督されているようでした。

「やっと、着きましたよ。」

そう思いながら、本殿へ…。

結局、何のことはない、2時間かかってしまった。
楽はさせてくれないなあ。

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ご夫婦が参拝されているので、終わるのを待って、賽銭箱の前へ…。

「お久しぶりです。」

そうしたら、いきなり本殿のガラス戸が、ガタガタガタガタずっと鳴り止みません。

前のご主人が「ずっとガタガタいってる。」
奥さんが「地震(※1)でしょ。」

神様、地震もいいけど、あまりひどいことにはしないで下さいよ。

大体、私のペンネーム(※2)の由来の一つは、「地震封じ」だって知ってるでしょ。

お賽銭(※3)を入れている間も、揺れは感じなかったけれど、
ガタガタという音はずっと、一分ほどなのかな、続きました。

せっかく来たのに、ゆっくりお参りもさせてくれないんだから…。


※1 帰宅途中の電車が「直通運転を見合わせています。」なんて出ていたので、やっぱり地震なのかな?と思っていたのですが、やはりそのようでした。気象庁HPによれば、
「地震の発生日時 12月12日12時31分頃 震央地名 茨城県南部 深さ 50km マグニチュード M5.0」という発表でした。
震源地は国王神社のある茨城県南部坂東市(旧岩井市)。近年、地震が頻発しているところです。国王神社は平将門の終焉の地として将門を祀っています。神像である将門座像は、近隣の無人の神社仏閣で像が盗まれたときに、ここの座像だけが、犯人の隠れ家から見つかって戻ったという座像です。
私はまだ一度しか行ったことがありませんが、正面で写真を一枚撮って、その後デジカメのシャッターが押せなくなった経験があります。かなり強い神社です。首塚など比較にもなりません。


※2 M 0.0(エムゼロゼロ)の由来。
どうでもいいことと思いますが、元はmagnitude 0.0ということです、略して M 0.0。magnitudeには、一般的に知られる「地震の規模を表すマグニチュード」という意味と、「星の明るさ、光度、等級」という意味があります、0.0等星ということです。全天に0.0等の星は2つあります、どちらでしょうか?
「橋爪もも」ちゃんなどは律儀に「マグニチュードれいてんれい」と読んでくれていたので、長くて申し訳ないと、エムゼロゼロと読みを記しています。零(れい)+輪(わ)で令和にも通じるとは思っていますが、6年ほど前から使っていたラジオネームです。

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※3 お賽銭や神社について、誤った風説を流布している、インチキさんたちが大勢いるので、ここで思い出したものの正しい解釈を説明しておきます。
「お賽銭を投げてはいけない。」、「お賽銭で音を立ててはいけない。」…
ここで、基本的なことは、神様は貨幣経済で暮らしている訳ではないので、
お金について細かい理解はしていない、ということです。沢山あった方が、世話をしてくれる人たちが楽そうだな、ぐらいの感じです。ましてや、賽銭箱に張り付いていることはありません。皆それぞれ好きなところで好きなことをしているのです。
明治神宮の初詣のような場所で、どうやって投げないで済ませられますか?
賽銭箱も鉄板でできているものもあり、音をさせないことは不可能なものもあります。ただ、そっと入れるだけでも、ガランガランとすごい音がする賽銭箱もあります。これは音を聞いて神様が「おっ、誰か来たな。」と言って顔を出してくれるのです。ですから鈴や鰐口などの鳴り物が無い、小さな祠などはこれだけでよいのです。
今までの経験では、500円玉一つというよりは、1円5円の細かい小銭をジャラジャラする方が、実は楽しそうです。

「参道の真ん中は歩いてはいけない。」…
これは神様が歩くところだから、というのではなく、右側通行の起こりと同じく、対面ですれ違う時に武士の刀に触れないように、ということです。
縁日、祭礼など人出が多ければ、道路の中央分離帯と同様に少し間を空けておかないと、接触してしまう可能性があるからです。
当然このようなことがいえるのは、二人以上通れる幅の参道がある大きな神社だけの話です。
神様がいちいち地面を歩いて移動しているのでしょうか?私は瞬間移動だと思っています。


軽く手を合わせるだけにして、本日の目的に行動を移します。


・次回予定

次回は、今回訪問の目的を中心に、投稿を予定しています。


(続く)



#ひふみのふで #麻賀多神社 #地震

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