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「なつぞら」から「あまちゃん」へ「平成」から「令和」へ

2013年4月1日。私は社会人としての第一歩を踏み出した。入社式に向かうタクシーでは「あまちゃん」の放送が開始したところだった。6年後となる今年、奇しくも4月1日が月曜日となるカレンダーだが、朝ドラは100作目となる「なつぞら」が始まり、年号は平成から令和へと変わろうとしている。 同じ日付、同じ曜日を過ごしていた1年目の私に次のことを伝えたい。 ********************** まず、働くことと初めての一人暮らしとなることへの不安を持ったまま知らない土地へ配

    • Official髭男dismというバンド

      彼らとの出会いはaikoと秦基博の対談ラジオ番組で、aikoがニューカマーバンドとして紹介していたことだった。バンド名も曲名も聞き取れなかったが、イントロを聴いた瞬間好きになっていた。いわゆるひとめぼれ。(後に知ったが彼ら自身もaikoの大ファンらしい) 番組終了後、紹介された曲をYouTubeで検索。「SWEET TWEET」という曲で、リンクから他の曲も聴いていたら、次の日には当時発売されていた唯一のミニアルバム「ラブとピースは君の中」を注文していた。 ミニアルバムに

      • 好きだった

        初めての彼女との初めてのデート。と言われてもすぐには思い出すことができないくらい、他の人を好きになってデートを重ねてきたことに気付いた。あんなに好きだったのに。 そんなに好きだった人に約5年ぶりに再会した。お正月に卒業後初めて開かれた高校のクラス会。彼女は相変わらずすごくタイプな女の子だった。別れてからはなんとなくギクシャクしてしまっていたからか、今回もなかなか話しかけることはできなかった。でも、なんとなく周りの話を聞いているともう結婚して子供がいるらしい。 話せないまま

        • 『あ、綺麗な髪』

          いつもの通学電車に乗ってきた明るい髪色の女性。他の人から見ると綺麗とは言えないような色かもしれない。それでも当時の私にはとても魅力的で、珍しく他人に興味を持った瞬間だった。 私は小さいころからあまり他人に興味を持つことがなかった。ほとんどのことは自分の中で完結してきたし、それで困ることも特になかった。大人になってもそれは変わらないと心のどこかで思っていた。 電車にあの人が乗ってきたときから5年の月日が経つ。今、私は美容師として働いている。正確に言うとまだ見習いだけれども。

        「なつぞら」から「あまちゃん」へ「平成」から「令和」へ