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改正DV防止法など、4月スタートの新制度

ようやく春ですね🌸 2024年4月1日より女性の権利や結婚生活に関係する新しい法律が施行されますので、多くの方に知って活用していただきたく、ご紹介します。

まずDV防止法です。

これまで日本におけるDVは身体的暴力と生命に対する脅迫に限定されていましたが、今回の改正でDVの定義が拡大され、
🟢精神的な暴力も、自由、名誉または財産に対する脅迫できればDVに含まれる、と拡大されました❣️
 深刻なモラハラ、精神的虐待も多く含まれることになりそうですね。
そして、その結果
🟢 心身に重大な危害が生じる恐れが大きいとき
は保護命令の対象にされる(従来は、生命・身体に対する重大な危害に限定されていました)と改正されました。
 心身に重大な危害、には、うつ病や適用障害になりそう、と言ったメンタル不調も含まれることになったもので、重要です。
 ぜひこの法律を活用して、DV被害に対して保護命令制度を活用して保護を適切に受けるようにしていただきたいと思います。   
 私は従前よりDV事件についてはDV加害者による様々な攻撃が想定される事例を中心に、被害者の方に可能な限り保護命令を得られることをお勧めしています。早めに声を上げることで、スムーズな離婚や被害からの保護を進めやすくなります。法改正を機にぜひ活用が進むことを期待してやみません。
 ぜひお気軽にご相談ください。

改正法について、詳しくは以下サイトもご確認ください。

 
また、女性支援新法という法律もできました。
 人に言いづらい被害にあって困った状況に置かれた女性をサポートする、と言う法律で、概要はこちら

 制度の充実はこれからと言うところだと思いますが、支援を必要とする女性向けのポータルサイトができています。

 また、以前離婚後300日問題、と言われる理不尽な法律規定が改正され、女性が再婚後に出産した子どもは現在の夫の子どもとする嫡出推定に関する改正民法が4月から施行されます。

 私がこの問題に取り組み始めたのは2008年(古いブログ記事ですね、当時の自分の書いていることの幼さにも驚きます)、、15年も経ちました!
 でもやり続けていればことは少しずつ変わっていく、と勇気づけられる結果とも言えるでしょう。

 選択的夫婦別姓🌸🌸も、取り組み始めて本当に長くなりますけれど、ようやくチャンスが訪れていると感じます。

 もう間もなく実現すると信じて取り組みたいと思います。
  
 さて、3月には犯罪被害者遺族給付金について同性パートナーも支給対象とすべきとする最高裁の判断も出されました。

 速やかに給付をし、今後のために早急に法改正がなされることを期待します。

3月14日には同性婚をめぐり、違憲、違憲状態とする判決が札幌、東京で出され、審理が上告審である最高裁へと移ります。こちらも注目です。


 そんな中、逆行する動きもあり、とても気になります。私が特に心配しているのは、現在通常国会で議論されている共同親権制度です。
 問題点をYahooニュースにまとめていますので、ぜひ読んで声を上げていただきたいと思います。

ところで、女性や結婚という枠組みでお話ししてきましたが、労働法関連の法改正やフリーランス保護新法も施行となりますので、ぜひ活用してみなさんの権利を守っていただきたいと思います。


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