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『窓ぎわのトットちゃん』

「アリオ亀有」は葛飾区亀有にある大型ショッピングモール。
先日、「アリオ亀有」内の行き慣れた映画館「MOVIX亀有」で
アニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」を見ました。

アニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」は
黒柳徹子原作の同名小説を映画化した作品で
原作を大切にしつつアニメならではの魅力が溢れています。

窓ぎわのトットちゃん」は
黒柳さんが自身の幼少期を描いた小説で
時代を越えて読み継がれる世界的ベストセラー。

トットちゃん(黒柳徹子)は好奇心旺盛で自由奔放な女の子で
落ち着いて授業を受けられないことから
通っていた小学校を1年生の時に退学させられて
自由が丘にあるトモエ学園へ転校することになります。

トモエ学園は、私立の幼稚園・小学校(旧制)で
リトミック教育を日本で初めて実践的に取り入れた学校。

自由な校風のトモエ学園の校長先生は
トットちゃんの「ありのまま」を受け入れて
あたたかく迎えてくれます。

“周りに合わせることが大事”➔“異なるものを排除しよう”
という「集団心理」は時としていじめの原因になるし
自主性や個性の発達を妨げてしまいます。

ひとりひとりの個性を大切にする教育によって
トモエ学園のトットちゃんと子供たちは
のびのびとした日々を送ります。

トットちゃんたちが散歩で訪れる「九品仏浄真寺」は
最寄り駅が「九品仏」ですが・・・
「九品仏」という駅名の由来は、駅のすぐ近くに
通称「九品仏」と呼ばれている「九品仏浄真寺」があるからです。
「九品仏」とは9体の阿弥陀如来像のことで
九品仏浄真寺」には 9体の阿弥陀如来像が祀られています。

「九品仏」の隣の駅がトモエ学園の最寄り駅「自由が丘」。
昔近くに住んでいた(最寄り駅が九品仏だった)こともあって
「九品仏」や「自由が丘」界隈は懐かしくて思い入れがあります。

無邪気で想像力豊かなトットちゃんが繰り広げるエピソードが
ユーモアを交えて描かれていて、心がほっこり温まりますが
戦時下のリアルな日常も描かれているので
当時の人々の気持ちを慮ると
平凡な日常生活を送ることがいかに幸せなことかを
改めて感じさせられます。

トモエ学園は1945年の東京大空襲で校舎が焼失し
翌年の1946年に小学校が廃校となりました。
幼稚園のみが存続していましたが1963年に閉園し
翌年の1964年にトモエ学園は廃園となりました。

トモエ学園の跡地には・・・
1968年に「ピーコックストア自由が丘店」がオープンしましたが
2021年5月末に閉店して、その後2023年10月20日(金)に
イオンモールの商業施設「自由が丘 デュ アオーネ」がオープン。

「自由が丘 デュ アオーネ」の入口付近には
かつてこの地にあったトモエ学園の記念碑が設置されています。

映画を見た後「こち亀ゲームぱ~く」にふらっと立ち寄りました。
こち亀ゲームぱ~く」は「アリオ亀有」内にあるゲームセンターで
「こち亀」(こちら葛飾区亀有公園前派出所)をテーマにしています。

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