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アルゼロボ


名前:アルゼロボ
操縦者:逆転ぎゃくてん戦隊せんたいゲコクジャー
全高:48メートル
重量:56000トン
尊敬ヒーロー:ロアゴレム(『魔戒まかい戦隊せんたいエクスロア』)
登場作品:『逆転ぎゃくてん戦隊せんたいゲコクジャー』

性格:
自我プログラムを授かっており抑揚乏しくもかなり流暢な会話をしたりもするが、まだまだ感情機微や人間的価値観には疎く、日々学習中。
そうした背景から、とことん人間くさい〈逆転ぎゃくてん戦隊せんたい〉は興味尽きない観察対象となっている。
そして、次第に〝人間らしさ〟を学んで成長していくのであった……。

必殺技:アルゼバスター
胸部装甲を観音開きにすると〈アルゼランシャー〉に供給する全エネルギーを一気に集束発射できる大口径破壊砲として機能する

武器:
●アルゼランシャー:胸部六連エネルギーガトリング砲
●アルゼレールガン:手首ペンチ部はリニアレールガンとして機能する
●アルゼビーム:両目から放つ破壊光線

特徴:
本来は外宇宙に在る〈惑星アルゼ〉より送られてき来た侵略用先兵ロボットであったが、地球の美しさに魅入られて任務放棄──裏切者への粛正としてエネルギー供給を断たれて投棄されていた。
しかし、似通った境遇に在る〈逆転戦隊ゲコクジャー〉と邂逅して共感に和睦……またエネルギー枯渇の機能停止状態からレストアされた恩義により協力する決意を固めた。
ただし、あくまでも〈先兵ロボット〉のレベルなので、御世辞にも一騎当千的な強さには無い。
地球の〈戦隊〉の歴史をアーカイブする中で知った〈ロアゴレム〉は「人類の脅威として生まれ堕ちながらも、自分自身で運命を覆した素晴らしい存在」とリスペクト対象になっている。
尚、宇宙からの侵略者たる〈アルゼ軍〉は、悪の組織〈ティーヴァン〉によって「自分達の障害とも成り得る第三勢力の芽」と警戒敵視に壊滅させられた。

解説:
ネーミングは「(俺達にも)あるぜ! ロボ!」という物悲しい主張からw
凰太郎戦隊ロボの法則に準じて自我内包型ですが、キャラクターとしてガンガン喋ります。ですが同方向性の〈オトメイド/ニーナ:可憐戦隊オトメイザー〉〈レジナイト/シルヴァルリー:姫麗戦隊アイレジナー〉といった〈美少女戦隊ロボ〉と違って人間サイズにはなりません。あくまでも〈巨大ロボ〉のままドデーンと格納庫待機して会話するワケです。

本作品はコンセプトがコンセプトだけに『ダサカッコイイ』を念頭に着手。
一番大きなイメージソースは昭和レトロの定番玩具〝ブリキロボット〟とか、やや後年に登場した〝玩具メーカーオリジナルロボット〟ですね。
つまり〈火星大王〉とか。
ゼンマイやモーターである程度自走すると立ち止まって、胸部マシンガンが「ガガガガ!/ピュンピュンピュン!」って鳴る玩具。
で、それにある程度(程よくダサさが残る程度)に〝商業ヒーロー性〟を加味……するとなると〈ランボルジャイアント:『レッドタイガー』〉とか〈バラタック:『超人戦隊バラタック』〉とかのシンプル象形アレンジな方向性かな……と。
見様によっては前衛アート的な?
この方向性ならば手首は五指型ではなくペンチ型が王道。
ただし昭和レトロな丸ペンチでは、いくらなんでも近年美観ではさすがに締まりませんからエッヂの効いたラジオペンチ型にしています。
恒例となった変形合体ギミックは考慮していません。
そもそもブリキロボットには、そうした〝如何いかにも〟は折り込まれていませんし……というか、シンプルデザイン的に出来ないwww
変形準拠にデコレーションパーツを折り込むと逆方向性になりますし。

いい経験にはなりましたね。
うん、本作品でなければ挑戦する事も無かった。
そもそも〝カッコよさ〟って概念は〝ひとつ〟じゃないんですよ。
昭和後期からは〝鋭角的に角ガンガンで如何にもなデザイン〟が主流化して、皆も無意識に法則認識して〝そればかり〟を「カッコイイもの」と思い込んでしまいましたけど。
例えば(実話ですが)当時小学低学年だった甥っ子は〈マジンガーZ〉〈ゲッターロボ〉を見て「ダサい」と言っていましたが、これが〈グレートマジンガー〉や〈ゲッタードラゴン〉だと一転して「カッコイイ!」となる。
〝角ガンガンな鋭角デザイン〟だからでしょうね。
でも、これは〝近年型ヒーローテンプレ(殊に児童文化の)〟を準拠に考えれば当り前なんですね。
そりゃ〈ゴテゴテインフレガンダム〉とか〈シンカリオン系〉の商業意向まみれ世代なんですから無理からぬ。
そうした氾濫に刷り込まれて育ちましたから〝鋭角的ディテール過多〟こそが「カッコイイ!」ワケです。
だから、ぶっちゃけ近年児童からすれば〈ゲッターロボ〉は「カッコイイ!」とは映らない(僕等の絶対的カリスマ〈マジンガーZ〉ですら昇華が一押し足りない)。
私と同年代の昭和世代は、まだ辛うじて『カッコよさ』の概念が多岐的に捕らえられる世代だったから「コレはコレでカッコイイ!」と映るんです。
だから、千差万別なスーパーロボットが挙って隆盛を極めた。
肝心なのは、それこそ『演出論:作品内でカッコ良く映えるように演出されているか』で。
ま、コレは「どちらが上で下で」ではないです。
単に『サブカル文化発展史』に於ける世代差価値観でしかない。
実際、近年作品なら『仮面ライダー鎧武』や『仮面ライダーエグゼイド』等は、この演出論法を回帰的に意識した挑戦姿勢。
だから、近年でも〝在る〟には〝在る〟。
まぁ、今回の〈アルゼロボ〉創作は、私自身も無自覚に失念しかけていた〝そこ〟を強く再想起させてくれる有意義な工程でしたね。
結果論ですがw
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