名前：幻獣人げんじゅうじんヒドラ
変身者：アレック・ルゥ将軍
種別：ヒドラ型幻獣人げんじゅうじん
※〈幻獣人げんじゅうじん〉とは闇禁術〈融合新生魔法：ウィシュ・ガ・タスマ〉によって幻獣げんじゅうと一体化した異形変身者である。
対象幻獣げんじゅうの異能特性を人間サイズのまま行使可能となり、爆発的に超人的な特異存在と化す。
しかしながら各幻獣げんじゅうにより個別相性（魂波長や細胞適性など）があり、必ずしも成功するとは限らない危険な賭けでもある。
失敗した場合、多くは融合した途端に死んでしまう忌まわしき魔術なのである。
登場作品：『幻装げんそう戦隊せんたいエルファンサー』

性格：
狂暴残忍。

武器：
●再生能力が非常に高く、斬っても砕いてもすぐさま再生する不死身
●毒牙・毒霧・毒液と毒順応に特化しており、当然ながら毒耐性に於いても無敵
●九ツの蛇頭は独立して多面攻撃に対応可能

特徴：
アレック・ルゥ将軍の奥の手である変身形態。
その不死身性から〈幻装げんそう戦隊せんたいエルファンサー〉を苦しめた。
本体蛇頭の破壊により再生能力が失われると看破されるが、何故か一向に効果が無く、エルファンサーは絶体絶命へと追い詰められる。
実は〈本体蛇頭〉は頭部ではなく、胸部の方だったのである。
そのトリックを知られ、今度は完全敗北──瀕死ながらも〈アレック・ルゥ将軍〉の姿で敗走していたところを待ち構えていた幹部により始末された。
エルファンサーに〈トリック〉を伝えたのは、この者であった……。

解説：
『度重なる失敗に業を煮やしたアレック・ルゥ将軍は、ついに自ら〈幻装げんそう戦隊せんたいエルファンサー〉との決戦に乗り出した！
　魔の渓谷ヘルバレーに繰り広げられる死闘！
　不死身の毒牙が幻装げんそう戦隊せんたいに迫る！
　はたして勝つのはどちらだ！
　次回『幻装げんそう戦隊せんたいエルファンサー：アレック・ルゥ恐怖の正体！』に御期待下さい！（中江なかえ真二しんじ調）』

というワケで〈アレック・ルゥ将軍〉の変身形態となる怪人〈幻獣人げんじゅうじんヒドラ〉です。
いや、もう〝潮うしお健児けんじの幹部怪人〟といえば〈蛇〉でしょうw
まぁ、おそらく〈ガラガランダー／地獄大使〉よりは強いと思います。
ガラガラヘビじゃなくて〈ヒドラ〉ですから、いっぱい付いてますし。

脳内イメージでは腰部に〝デッカイ蛇〟をダイレクトに据えるつもりでした。
『仮面ライダーアマゾン』の〈ヘビ獣人〉や〈ワニ獣人〉みたいな「呑まれそうで怖っ！」なヤツを。その方がインパクト絶大ですからね。
ですが、実際描いてみると脚部があるせいか「……何かデッカイチ●コみたいで卑猥だな」と泣く泣く廃止……結果として九頭目は尻尾部となり、ありきたりな印象に。
仮に、この案が成立していたら〈ファンタジーモンスター臭〉は強まったかもしれませんね。

このイラストまで『エルファンサー』の異形敵役は〝純然たるファンタジーモンスター〟のつもりでした。
が、それだと『特撮ヒーロー臭』がしないんですよね……つまり〝私らしい独創性〟が投影しづらい。やはり〝等身大人間フォルム〟でないと『変身ヒーロー臭』はしないんです。
だいたい〈純然たるモンスター〉なら『モンスターイラスト』でやっていますからね……。
その反面〈直球な特撮怪人〉では、今度は『特撮臭』が強くなりすぎて『ファンタジー臭』が死ぬ。「これだったら別に異世界ファンタジーじゃなくてもいいじゃん」となる。

幻獣げんじゅうモチーフで人型フォルムに落としたのは折衷案ですよね……。
要するに〈ショッカー怪人〉が〝動植物モチーフ＋人間フォルム〟というコンセプトである事と同様に、本作『幻装げんそう戦隊せんたいエルファンサー』では〝幻獣げんじゅうモチーフ＋人間フォルム〟というコンセプトなワケです（まぁ、すでに『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『魔法戦隊マジレンジャー』がやっていますけどw）。
一応、最低限の模索コンセプトとして〝ベルト等の組織的人為意匠は廃止してファンタジーモンスター色を強調する〟〝反面、チープなキグルミ意識に構成して怪人感を成立させる〟で両立を試みましたが……どうでしょうね？
機能しているのかな？

にしても、キグルミ化したら構造が目に浮かびますねw
きっと両肩＆尻尾の蛇は生気無く固まったまま体幹にプラプラ揺れて、両手はパペットマペットwww
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