大人気ゲーム 〈ウィッチャー3〉 原作シリーズ、完結篇 刊行! そしてNetflixでドラマ化!

人気ゲームシリーズを生みだした、傑作ファンタジイ〈ウィッチャー〉シリーズ。ポーランドの国民的ファンタジイ作家アンドレイ・サプコフスキによるこのシリーズの第5巻、完結篇である『ウィッチャーⅤ 湖の貴婦人』が7月18日に刊行されます。

否応なく戦いに巻き込まれていった魔法剣士(ウィッチャー)リヴィアのゲラルトと、強大な力を内に秘めた〈運命の子〉シリを描く本シリーズ、とうとう完結です。北方諸国とニルフ

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#6 オリジナル小説

前話はこちら

第一話はこちら

手を合わせたままヨルガは問う。

「それで君はどうするの?」

「長老の所に行くんでしょ?一緒に行くけど」

「その後よ。私が準備期間に入ればもう会うことは無くなるけど、自分の家に帰るの?」

サッと血の気が引くのを感じた。薄々感づいてはいたが、それしか方法がない。またあの日常に戻ることは死ぬ程嫌だが、中学生の身では何もできない。でも戻ってどうする?学校へは行けな

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(六十六)あっちの世界

(鏡太郎は鏡一郎じいちゃんが迷いの森を抜けた話を思い出していた。
モモスズカが続けた。)

黒兎は多分、あそこを彷徨っている人間をターゲットにしてるんだと思うわ。

…迷いの森にはそんなに沢山人間が来るのか?

ええ。毎日の様に。

…!

人間は皆心に迷いを持っているわ…。
その迷いをコントロール出来ない人が迷いの森へ足を踏み入れるのよ…。

お、俺も…、そうだって事か…?

(いや高校入ってか

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探幻花 第二話 秋潦

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  第一話へ

 霖雨のあとの秋晴れには、衡の街の南の裾野も、じめじめしたなりにからっとすっきりするので、くすんだ白壁をぬけ出したまりは、休みにすこし遊びにいきますと、新しい米を土蔵に運んだり、つやつやした野菜が茣蓙の上にあったりと、街もひさしぶりに明るく見えるのでありました。

 あのときの夢のような一夜はあっても、こんな日にはと、あてもなくふらふら、いつしかゆるい坂をのぼって、ふだん

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『天使のはにかみ』10話/全10話・完結

『天使のはにかみ』10話/全10話・完結

 第三商店街の一角にある金物屋に珍しく行列ができた。

 内装の広さを体が小さいドベルに合わせているため、多くの種は外でカタログを見て声をかける形の、ほとんど倉庫同然の工房だ。それでも体裁としては多数の陳列棚を並べた店舗なので、入口前では招き猫の鏡のような表面が陽を受けて輝いている。

 行列も掃けた、招き猫が陰に隠れるまで日が傾いたころに男がやってきた

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土の遺跡〜花園の騎士(前)〜

前作:『土の遺跡・深』

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 ニルは釣り糸の先を見つめている。楽園は今日も平和そのもの。リアム、サミーと共に湖で釣りをしている。楽園の湖には小魚しかいないので、釣ったところですぐ放してしまうのだが。それにしても此処数日は全く魚が引っかからないのでニルはとうとう飽きてしまった。
「釣れんな」
「釣れないねえ」
「釣れなくても釣りなのさ」
ようやくニルの釣り糸が揺れ、彼は竿を引く。しかし掛

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タッタッタン タンタンタン

タッタッタン
タンタンタン

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恐竜は
4回ペタペタたたんで
もらって
正確には5回
ペタペタ畳んでもらって
カバンになった。

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「 誰かボクに荷物を
入れませんか〜? 」

そこへ女の子がやってきて
そのカバンを気に入った。

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タッタッタン
タンタンタン

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おじさんも
4回ペタペタたたんで
もらって
カバンになった。

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誰かボクに
荷物を
入れませんかー?

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クリスの物語Ⅲ #48 救世主

「アクアサルギータ」

 カンターメルを唱え、広場に足を踏み入れた男たちの顔めがけて噴水から数百本の鋭い水の矢を飛ばした。
 猛スピードで発射された矢は、次々に男たちの顔面にヒットした。
 男たちはみんな顔を押さえてうずくまった。致命傷には至らないけど、目をくらますには十分だ。

『今だ!走って!』
 ぼくのかけ声とともに、転移装置へ向けてみんな走り出した。
 転移装置にたどり着く前に、桜井さんが

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