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ガストバーナー危険浪漫譚 / 2024.01.20 (南堀江knave)

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 脳が焼ける平日を乗り越えてやってきました。怒りと諦めの感情を抱きながら平日の社会人生活をオーバーヒート気味に過ごしていると、エンジンが焼けつくように体と心の疲れが溜まっていました(その詳しいお話はここでは割愛割愛)。
 体の疲れが溜まるとドラムを全力で叩けなくなるし、心の疲れが溜まるとドラミングに粗が出る。ワンマン前日は残業した体を10時間たっぷり寝て休ませ、当日は加納さんとスープカレーをたらふく食べたりメンバーと話したりして心の滋養を蓄えて臨みました。

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 ライブ、楽しかったです。それに尽きます。やっぱりライブをするとパワーをもらってばかりです。平日の脳の焼き付きが吹っ飛びました。
 今年は一体幾つ楽しい瞬間があるんでしょうか。そんなことを考えながらあんな破茶滅茶なドラムを叩いていました。メンバーと話して、ライブハウスの方々と話して、バンド友達と話して、お客さんと笑い合って、楽しいこともあぁ面倒だなってことも含めて「今年もバンドしてるー!!」という日々が続くと思うとワクワクしますね。今年も皆様、よろしくお願いします。

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 そして何を思ったのか、大阪でのワンマンなのだから、そのまま大阪の家に帰れば良いのに、何故かメンバーと名古屋へ向かいました。そして機材車の中でも、こうやって何気ない話をしながら夜を走る日々が今年は幾つあるんだろうか、と思いながらあれやこれやとしょうもない話を繰り広げていました。僕はこの時間が大好きです。
 いつまでも学生みたいな時間を過ごしてしまうんだろうな。だからバンド辞められないんだろうなぁ。大人のくせに、大人にならない。
 そのまま疲れ切った体を引き摺ってはるきちさんの家に滑り込み、少しだけ体を休め、朝からスタジオに入り、曲の種を幾つか作っていました。帰りの近鉄特急アーバンライナーでは痺れるように眠り、家に着いて洗濯機を回している間にコタツで更に寝てしまい、夜中に起きて愛しい筋肉痛に襲われて今に至ります。こうやって、不器用ながら未来の愉しみも幾つかこさえています。
 そして明日は有給なので夜更かしをしています。現実と非現実の合間を、社会の福利厚生の制度を使ってうまく飛び回っていこうと思います。今年も楽しく過ごしましょうね。

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