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ビビりな私が劇団四季の美女と野獣を観た感想

2022年10月に劇団四季の「美女と野獣」が新演出となって、ディズニーリゾートの一角にある舞浜アンフィシアターで開幕しました。

私は舞台が好きでよく観にいくものの、銃声などの大きい音が苦手です。
そんな人間が、「美女と野獣」のどういうポイントが怖く感じたかという視点でつらつらと書いてみたいと思います。

結論から言うと、ディズニーミュージカルということもあってか、私はそこまでビビることもなく、最後まで楽しむことができました。

ただ、劇団四季の公式サイトによると、対象年齢3歳以上の舞台らしく、小さなお子様や人によっては苦手かもと感じるポイントがあったので、項目ごとに書き出してみます。

*下記、ネタバレがあるので、未見の方はご注意ください。



物語

基本的な流れは、原作であるディズニーのアニメーション映画と変わりません。

もし事前に予習をしたい場合は、劇団四季のCDを聴いておくのががおすすめです。

*劇団四季の公式サイトでの販売が終了していたので、Amazonのリンクを貼っておきます。

厳密には、このCDはブロードウェイのオリジナル演出に基づいたもので、今回の舞浜公演ではいくつかナンバーがカットされています。

演出

一幕のビースト(野獣)が迫力満点で、自分が子どもなら泣いていただろうなと思うくらいでした笑
登場シーンにはおどろおどろしい音楽が流れたり、激昂した際には吠え叫んだりと、野獣の荒々しさや恐ろしさを印象付ける演出がなされています。

また、一幕ではベルの父・モーリス、二幕ではベルが狼に襲われるシーンがあるのですが、
狼はパペットの姿で登場し、シーン自体もサクサク進んでいくため、こちらはそんなに怖くないかなという印象でした。

最後のビーストとガストンの対決のシーンも比較的あっさりしていました。
大雨の中、二人が城の外で戦っていて、ビーストの不意を襲おうとしたガストンが足を滑らし落下するという流れです。
実写映画がこのシーンに結構時間を割いていましたが、舞台版では短めになっていいます。

音響

オーケストラの生演奏ではないものの、全体的に音量が大きい印象を受けました。(私が観劇した席が音響卓の近くだったことも関係しているかもしれませんが。)

大きい音が苦手な方は事前に耳栓を準備しておくのもいいかもしれません。

ちなみに、私は銃声が苦手なのですが、一幕の冒頭でガストンが銃で獲物を仕留めるシーンの銃声は、レミゼのようなリアルなものではなく、アニメチックな控えめなものでした。

照明

一幕のお城のシーンが全体的に暗く、小さなお子様は怖く感じるかもしれないと思いました。

また、演出の項目でも言及したように、一幕はビーストの恐ろしさを印象付ける演出がなされています。
そのため登場シーンでは、照明がピカピカと雷のような激しく光り方をしていました。

特殊効果

一幕のハイライト「ビーアワゲスト」のナンバーで、巨大なシャンパンのセットから花火が出ます。
このシーンは全体的に華やかなつくりなので、あまり恐怖心は抱かないかと思います。

客席降り

客席降りはありません。

2017年まで上演されていたオリジナルの演出でも客席降りはなかったので、
コロナ収束後もこの点の変更はないと思われます。

まとめ

怖そうな点を書き出してはみたものの、ハッピーエンドの作品なので、幸せな気持ちで劇場をあとにできる作品だと思います。

お子様と観劇する親御さんや、私のように大きな音が苦手だとか観劇に不安を感じる方の参考になれば幸いです。


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