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日本三大奇書【黒死館殺人事件】を読んで

エッケ・ホモ(この人を見よ)
コボルト・ジッヒ・ミューヘン(地精よ、いそしめ)
パテル・ホモ・スム(父よ、吾も人の子なり)

 この3つの言葉が読了した私の頭を駆け巡っていました。
正直、私の理解力ではこの言葉たちの真意は掴めませんでしたが、ただただ思いました。

長かった・・・

 読み終わるのに3ヶ月かかりましたよ。。
寝る前1時間ぐらいをほぼ毎日読んでいたのですが、それでも3ヶ月。
しかしこの本は不思議と飽きずに読めました。

 私は比較的に参考書やちょっと難しめの本を読むのが好きなので、面倒な言い回しや分からない単語の頻出にあまり抵抗がありません。
それも功して、意外とスラスラ読めた気がします。
確かに占星術や医学、黒魔術、文学の話に関してはてんで頭に入ってきませんでしたが、ほえ〜って思いながらずっと読んでいる感じですかね。

一言でいうならば、「人間図書館

 まさに図書館の本たちが最高のミステリーを作り上げたかのような知識量です。一体いくつの参考文献だしてくるのって思いました。
そしてそのトリックたるや現代でも完全犯罪。事件は迷宮入り必須です。

 私、職業がエンジニアなんですが、最近つくづく
先人達ってエグいもの現代に押し付けてくるよな〜って感じます。
だってそんな凄いもの出されちゃったらもうこれ以上できないじゃんって。
ミステリー作家からしたら、この本って正直迷惑なもんなのかなって思います。心バキバキされるはずです。

 あまり上手いことは言えませんが、この本を人生で読めてよかったなとは思います。
あ、こんなに凄いことをした人が過去にいたんだって思えます。
それだけは保証します。面白いかどうかは別として。


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