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受動喫煙防止対策〜建物内禁煙・勤務時間中禁煙までの道のり〜その①

その①は現状把握の章だよ。

喫煙率が24.3%だったのが、取り組みを始めて8年で16.0%まで落ちてきました。時代の流れとともに、世の中的に喫煙率は自然と下がっているし、コロナもあって禁煙への関心度も高まっていると思います。
が!弊社では2017年4月~建物内禁煙(敷地内禁煙はまだ)にしてから、さらに喫煙率が低下の効果が見られているように思います。

喫煙率を減らすためには、環境整備。吸えない環境を作ること、と師匠(尊敬するY先生)からいろんな研修会で学んできましたので、個別支援よりも環境づくり。割とスピード感、スケジュール感もってやれたのはよかったなと思います。

どんな取り組みやったの?とご質問を受けたことをきっかけに、記事にまとめてみました。ただし、ある企業の取り組みがうまくいった(うまくいったと言えるかはわかりませんが)からといって、みなさんの事業所で同じように取り組みをやったとしても、うまくいくかどうかはわかりません。そこが、産業保健の醍醐味というか、楽しいところで。
今の事業所に何が求められているか?潜在的なニーズはどこか?どこから攻めたら進めやすいか?自分の肌で感じて、考えて、練って、提案して、やってみて、修正しながら対応して、評価をして、共有して、次につなげていく、カギは人事や社員含め、自分たちで考えてやるのが大事かなと思います。

弊社の取り組みは、そんな大層なものではありませんが、担当者と保健師で苦労しながら進めてきた心の詰まった施策です。記事を読んで、なにかこういうちょっとしたヒントがあることによって、日頃から事業所(社員さんたち)をよくみている産業保健職であれば、「あ!うちではこうしたらいいかも!」が浮かぶのではないかと思います。ぜひ、ご自分のところではどうやるのが一番いいかなを考えながら、読んで参考にしていただけると幸いです。


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・保健師として入社

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