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軽貨物運送業に感謝を

カエル男です。

読書が好きです。ムラありますが年に50-100冊くらいは読んでます。

ジャンルは主にビジネス書、小説、ノンフィクション、自己啓発本など。たまにエッセイとかにも手を出します。

本の良いところは、新たな気付きを得られる、学びがある等もありますが、追体験できることも大きいです。

なかなか他の業界のこととか、外からでは分からないじゃないですか。シンプルに知りたいですし、知ることで得したり、優しくなれたりしますし。

特にオススメなのは、その業界の経営者の方が書いた本です。やはり経営者の方はすごいですよ。(語彙力)

ビジネスの最前線で、事業をどのように進めていくか、1人で日々判断する。事業を伸ばしつつ社員を守る、真剣に向き合っていないと務まらないことだと思います。

そんな経営者がビジネスを通じて学んだことですから、他の業界でも転用できる考え方であるとか、ヒントが散りばめられてます。

なので、経営者もしくは経営に参画していた方の本、割と読むようにしています。

そんなこんなで、今回は株式会社AEトランスポート率いる野田慎太郎氏の『ラストワンマイルの使命』を読みました。

大分県を中心に、軽貨物運送業を展開している会社の若き社長が書いた、初の書籍です。

ラストワンマイル問題、1回は聞いたことあるかと思います。顧客にモノ・サービスが到達する最後の接点、平たく言いますと、配達どうすんねん問題です。

ググってみたら2017年には既に問題だーと記事になってましたので、スマホ普及やテック振興に伴い、ECサイト利用者やらメルカリやらを使う人が増えて、配達の需給バランスがおかしくなってきてしまったんでしょう。

この本では、軽貨物運送業の現状、課題、今後の展望についてが分かりやすく纏まっております。

軽貨物運送業(配達ドライバーさん)てキツい仕事だよね、とよく言われます。下請け、孫請け構造といった業界的な問題もありますし、時間指定してるのに受け取れなくてまた配達する、いわゆる再配達問題といった、受けて側の問題もあります。

前者の業界の問題に対して、このままではなり手がどんどん少なくなると危惧されて、自ら変えて行こうと、取り組んでるのが野田慎太郎氏です。

直接取引を増やして利益を上げてドライバーに還元したり、多様な働き方に応えるべく複数の配達プランを用意したり、ドライバーの独立支援制度を設けたり。

自分たちが儲かる、よりも、軽貨物運送業の立ち位置を良くしよう、という想いで突き動いておられます。かっこいいです。

これを受けて、もう一方の後者、受け手川の問題にも、意識を向けなければいけないなと思いました。具体的には、

✔︎無駄な時間指定はしない
✔︎時間指定する場合は必ず在宅しておく
✔︎宅配ボックスに届いたら早めに取り出す

くらいでしょうか。小さな取り組みですが、少しでも軽貨物運送業の方々が働きやすいよう、今一度、意識を改めていきたいと思います。

こういう風に、少し優しくなれるので、自分が利用するサービスや業界について学ぶとイイですよ。

とにかく、日々不自由なく商品やサービスを受け取れているのは、届けてくれる方がいるからこそです。改めて感謝したいと思います。

軽貨物運送業、ラストワンマイル問題について興味ある方は是非ご一読下さい。

では。

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