日帰り1人旅in洞川温泉〜奈良の秘境の地へ②〜

バスから外に出るとびっくり仰天。
あたり一面銀世界。

それにしても寒かった。

今朝、東京で雪の予報ですとか路面の凍結に注意してくださいとニュースでやってるのを見て、奈良の僕は全く関係ないなーなんて思っていたら、こんな雪が降り積もるところに行くというなんというフラグ回収。

上の写真では伝わりづらいかと思うが、すごい雪なのである。除雪車がたまに通るので車道は除雪されているがちょっと端なんか歩くと道路は凍ってるし、雪は厚く積もってるし。

久しぶりに歩いたら、滑ってこけるかもと不安になった。

バスから降りてとりあえず周辺を一周してみた。
家や店の前では屋根の雪を下ろしたり、入り口の雪をどけたりしている人がチラホラ。しかし、この辺りを歩く観光客らしき人は見当たらない。私のような若者なんて誰もいない。

いきなり、前日にそうだ洞川温泉に行こうと行動したので温泉以外に周辺の観光スポットが全く分からない。ただ、ナビ以外で携帯は使いたくない。周辺の地域住民に聞きたいのだが、恥ずかしくて声をかけれない。

そんな私は近くの喫茶店に入ってみることにした。

コーヒーを頼んだらそのきっかけで店主に周辺の情報を聞けると思ったからだ。

行き当たりばったりで喫茶店に入店したものの、店内は非常にレトロな雰囲気で当たりを引いたなとその時点で確信した。店内にはこれまたレトロなスピーカーやテンポなどが多数置いてあり、音楽の感じも最高だった。

店主にホットコーヒーを注文すると、
「深煎りと中煎りのどちらしますか?」と聞かれた。

私はその違いが分からず
「違いはなんですか?どっちがおすすめですか?」と恥ずかしながら聞き返した。

結局、いつも飲んでるコーヒーは中煎りかなと思って、中煎りを注文した。

コーヒーは美味しかった。

「良い写真は撮れましたか?」
僕が一眼レフを首にかけていたことで店主に声をかけてもらった。店主はかなりの写真好きらしく、パナソニックの次に出るやつがコンパクトならいいなとかあれはこうとか。最初のパナソニックしかわからなかった。

そう、私は一眼レフ初心者なのです。去年の卒業したサークルの先輩に安く譲ってもらって出かけた時にたまにカメラで写真を撮って遊ぶ程度なのである。一眼レフはまだまだ勉強中。

店主と一眼レフや写真について難しい話をするとともにオススメスポットも聞き出せた。どうやら、近くに鍾乳洞があるらしくそこに行ってみることにした。

雪道にただのスニーカー。
非常に危険である。雪があるのはわかっていたつもりだったが、ここまでとは思わなかった。慎重に一歩ずつ進んでいった。

喫茶店の店主は15分もあれば登れると言っていたが、慣れない私は30分近くかかった。

ただそこから見える景色は絶景で登ってよかったと思った。写真も割れながら上手く撮れたように思う。

鍾乳洞へは450円で入ることができるせっかくら30分もかけて登ったので中に入ることにした。鍾乳洞の中は外に比べて暖かく感じた。雪とか風がなかったからだろうか。

正直私が思っているほどつららは大きくなかったが、ライトに照らされて非常に綺麗だった。

そんなこんなで、良い写真が撮れた私は満足して下山した。下る方がまた危なくて、冷や汗がダラダラでてきて地上に戻った頃には汗で寒かった。

昼ごはんは猪カツ丼をいただいた。

猪は田舎ではたまに食べれるところがある。私も牡丹鍋は3回くらい食べたことがあったが、猪カツ丼は初めてだった。

食べた感想は美味しかった。

けど、多分普通のカツ丼の方が美味しいと思う。猪の肉は割と薄く切ってあって、安くて脂身のない牛肉みたいな感じ。臭いっていう人もいるらしいけど、臭いはそんなに気にならなかった。多分猪の肉を分厚くすると噛みきれなくなりそうな気もする。

ご飯は珍しいものを食べれたからよしとした。

その後は旅のメインの洞川温泉に入った。

温泉には私しかおらず、1人で湯を満喫した。洞川温泉は無味無臭だったので、温泉特有の硫黄の香りはしなかった。檜の風呂と外の露天風呂は最高で私は行ったり来たりして、約2時間ほど楽しんだ。

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